こんにちは、ロタケです。
今回は真夏の日本百名山「伯耆大山」に登ってきましたので、ルートの危険度や体力度などなど、お話したいと思います。
大山
中国地方唯一の日本百名山。
標高は1,729mですが、最高点の剣ヶ峰への登山道が崩落で通行禁止になっているので、今は第二峰の弥山(1,709m)が山頂という扱いになってます。
山岳信仰の山として開かれたので、北の山腹はかなり大きなお寺になっています。
アクセス
大阪からだとおよそ3時間。中国自動車道から米子道に入り、溝口ICで下りて、20分ほど走れば、登山口の駐車場に到着できます。
未舗装路はありませんし、道は広いのでアクセスは簡単でした。
駐車場
8月の最初の土曜日で、私が到着したのは朝の6時15分。
登山口付近には巨大な駐車場がいくつかありましたが、私が選んだのは無料の県営大山第5駐車場。
メインルートの夏山登山道に一番近いのは「南光河原駐車場」ですが、私が到着した6時15分には満車になっていました。
県営大山第5駐車場は4割がたの埋まり方。すぐ隣の第1・第4駐車場はガラ空きでした。
広い駐車場はたくさんあるので、あえて狭い「南光河原駐車場」にとめる必要はないかなと思います。
行程
今回は初めての大山だったので、行者ルートから登って、一番メジャーな夏山登山道を下りてくるルートをチョイスしました。
コースタイムは往復で4時間30分。初心者におすすめのルートです。
2022/8/6(土)曇り・米子の最高気温は35.1度・頂上付近は風少しあり
私は次週からのアルプスに備えて、今回はそこそこ早いペースを意識しました。
私の各ポイントでのタイムは以下の通り。コースタイム倍率0.7倍でした。
大山寺(06:27)・・・大神山神社奥宮(06:44)・・・元谷入口(07:00)・・・行者谷分れ(07:24)・・・六合目(07:33)・・・頂上避難小屋(08:11)[休憩 13分]・・・六合目(09:04)・・・行者谷分れ(09:09)・・・夏山登山道入口(09:51)・・・大山寺(09:55)
総距離 7.6km 累積標高差 上り:約1,025m 下り:約1,025m
地図
危険度★★☆☆☆
登山道はしっかりと整備されています。
特に今回下山に使った「夏山登山道」は整備され過ぎなくらい(;^_^A
登りで使った「行者ルート」は元谷入口の河原が広いのでルートを見失いそうになると思いますが、踏み跡と対岸のマーカーを見落とさないようにすればそこまで難易度は高くないと思います。
体力度★★★☆☆
コースタイムは、4時間30分と短めですが、登りはかなりキツかったです、特に行者ルートはかなりの傾斜を登るため覚悟が必要。ペース配分が大事です。
混雑度★★★★☆
さすが百名山といった感じの混雑度でした。
ただ夏山登山道の5合目より下は、道幅も広くて、すれ違いできました。
大山ナショナルパークセンター
大山ナショナルパークセンターという施設が第5駐車場にあります。
シャワー室や無料で利用できる憩いのスペースがあったり、散策地図がもらえたりと、観光客・登山者にとってありがたい施設になっています。
下のHPから最新の登山道情報も確認できるので、登山前に一度チェックしてみるといいと思います。
ワンポイント
登山道が整備されていて、歩きやすいのでついついペースが上がりがち、傾斜もそこそこキツイので、一定ペースで淡々と登りましょう。
(私は、調子に乗ってバテちゃいましたが・・・)
アフター登山
登山口からすぐのところに「豪円湯院」という温泉があります。お値段も490円と手頃なので、おすすめだと思います。(私は営業時間前に下りてきてしまったのでは入れませんでしたが・・・)
私は、第5駐車場にある「大山ナショナルパークセンター」のシャワールームを利用。
5分、200円。手軽に済ますならこちらをどうぞ。
ロタケの登山日記
(個人的な登山日記なので色々と書いていますが、雰囲気が少しは伝わるかな。必要のない方は読み飛ばしてやってください。)
自宅(大阪)~米子道・溝口IC~登山口
大阪北部の自宅から米子道の溝口ICまでは車で約2時間半。
溝口ICから登山口まではしっかりした道。コンビニはない。
20分ほどで登山口に到着。6時15分、
施設が近くて便利そうな第5駐車場は7割ほどの埋まり方。
雲に隠れる大山を見ながら、準備。6時30分、登山開始です。
行者ルート~行者谷分れ
最初は大山寺の参道を登っていきます。
両脇にお店も多く、足湯などもあって、気分が上がります。
山門をくぐると緑に包まれた石畳の道を歩きます。
大神山神社奥宮の奥から登山道へ。
緑の木々に覆われた雰囲気の良い登山道です。
ユートピアとの道と別れ、少し登れば、枯れた河原の元谷入口に到着。
八ヶ岳の行者小屋付近に似た感じの枯れ沢を横切り、ここから一気に高度を稼いでいきます。
ここからの登りは、上を見上げると後ろに倒れてしまいそうなほどの急傾斜。
ただこの急傾斜、元気よく登りすぎて、行者別れにつく頃にはバテバテに(;^_^A
行者谷分れ~頂上まで
先ほどの急傾斜で疲れ切り、一向にペースが上がらない。
しかも登るにしたがってガスガスに。
ただ時折下界が綺麗に見えるのが救い。ところどころで立ち止まりつつ、疲労回復に努めます。
標高1,600mの看板からは傾斜が一気に緩んで、ダイセンキャラボクという低木に覆われた山頂直下。
「晴れていたら綺麗なんだろうなぁ」と想像しながら、木道の上をてくてく歩きます。
頂上避難小屋を過ぎれば頂上の弥山まではすぐ。
頂上はガスで視界はゼロ。
殺風景な山頂で長居するのもなんなので、軽く栄養補給してから、そそくさと下山に移ります。
下山(夏山登山道)
下山に移ると次から次へと登ってくる人が。
登ってくる人の邪魔にならないように、脇へよけながら、整備の行き届いた道をひたすら下りていきます。
5合目付近まで下りてくると、道がさらに整備されていて、たんたんと階段をおりているような錯覚に。
登ってくる人をよけなくても普通にすれ違えるほどの道幅なので、楽は楽なんだけど・・・。
あっという間に夏山登山口まで戻ってきてしまいました。
まとめ
今回は真夏の百名山「大山」へ登ってきたというお話。
下から見上げる大山は、頂上付近の荒れた山肌や岩々しい山容は、山頂まで緑で覆われた他の山とは一線を画していて、かなり異質な印象。
それでいて山腹の木々は、西日本ならではといった感じの緑豊かな森が広がっていて、その表情豊かな感じが、さすが百名山といった感じ。
山岳信仰の山だというのも納得の、ある種神々しさのある山でした。
関西からのアクセスもいいので、日帰りで手軽に登れますし、気になっているかたはぜひ一度登ってみてはいかがでしょう。
コメント