こんにちは、ロタケです。
私、男には珍しく外反母趾なんですよね。
この外反母趾って、登山ではなかなか厄介なヤツ。
足の形が普通じゃないので、一番大事な登山靴に、足がなかなか馴染まなくて色々なところに痛みが出てきます。
親指の母子球の痛みもその一つで、この痛みで苦労されている人も多いのではないでしょうか。
今日は、この登山靴を履いた時の母子球の痛みへの、私の対処法をお教えします。
外反母趾だと母子球が出っ張るんです
おじさんの生足なんて見たくないと思いますが、言葉で説明するよりもわかりやすいと思うので、思い切って写真でお見せしちゃいます。
ちょうど皮膚が固くなっているところが、長時間歩くと痛むんです。
厚いインソールや厚手の靴下2枚重ねでも、痛いものは痛い
母子球の痛みに対する対処法として良く知られているのが、
・厚めのインソールを入れる
のと
・厚手の靴下を2枚重ねする
方法。
この対処法も試してみたりもしたんですけど、荷物が重くなったり、長い下り坂だったりすると、どうしても母子球に痛みが走るんです。
登山靴店に相談するも、解決できず
オーダーメイドの登山靴で有名なゴローの「S8」という登山靴も愛用しているんですが、このゴローの登山靴って、オーダーメイドだけあって、痛い箇所を広げたり、綿の量を変えたりと、色々と購入後でも調整の相談に乗ってくれるんです。
そこでゴローにも相談したんですが、やはり答えは一緒で、「インソール」と「厚手靴下」が解決策だとのことで、根本解決に至らなかったんです。
こうすれば、母子球の痛みがなくなるかも??
ネットで調べても、ゴローに相談しても、解決策がなかったので、あとは自分でなんとかするしかありません。
そこで、私が考えたのが「母子球が靴底にあたらなければいいんじゃない?」っていう、単純なもの。
絵にするとこんな感じ。
母子球のところだけ窪んでいれば、母子球の痛みは出ないはずですよね。
自分で作ってみました
母子球部分だけ窪ませるために、「靴の中を削ろうか」とかもいろいろと考えたんですけど、私がたどり着いた方法がこちら。
インソールの2枚重ねで解決!
母子球の部分だけ窪ませるために私が使ったのが、インソールの2枚重ねという技。(別に技ってほどのことでもないんですけど。。。(^_^;))
で、下の方にくるインソール(使わなくなったアディダスのランニング用のインソール)の母子球付近をはさみでジョキジョキと切ってやるんです。こんな感じ。
穴の開いた方のインソールを下に、穴の開いていないインソールを上に重ねて登山靴に入れてやるとあら不思議。
母子球部分への荷重が減って、痛みがまったく出なくなりました。
ダンボールではダメ
私、最初はダンボールをインソール風に切り抜いて試してみたんです。
でも実際に山を歩いてみると、長時間歩くと湿気と荷重で、ダンボールが動いちゃうんですよね。
そこで、多少もったいないんですけど、使わなくなったランニングシューズのインソールを切りぬいて入れてみたところ、これが凄く良かったんです
穴をあけたインソール1枚だけでは痛です
穴を開けたインソール1枚だけでもトライしてみたのですが、登山靴の中底が固いので、微妙に母子球が当たって痛みがでちゃうんです。
そこで、インソールを2枚にする作戦にしたんですけど、上のインソールがクッションの役割をして、下のインソールに穴を開けることで母子球付近の当たりを弱めるという、この2重の効果で、母子球に優しい登山靴ができあがるんです。
アッパーはきつくならないの?
この方法、インソールを2枚入れるので、多少アッパー部分はきつくなります。
ただ、紐の締め具合で調整が可能なので、そこまで心配するほどではないかなと。厚手の靴下を2枚履くのと感覚的には同じ感じで仕上がると思います。
まとめ
登山をしていて一番つらいのは、登山靴が足にあわずに痛みが出るケース。
登山靴がからだの一部になって、なんの痛みも不安も感じずに履けるのが理想ですが、そんな登山靴に巡り合うって本当に難しいです。
登山靴店に相談して解決できればいいですが、そうでない場合は自分自身で工夫するしかありません。
私の母子球の痛みはインソールを2枚重ねするという方法で、まったく出なくなりましたが、同じような悩みのある人にほんの少しでも参考になればと思って記事にしてみました。
母子球の痛みにお悩みの方は、是非一度試してみてください。
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