こんにちは、ロタケです。
10月の3連休、2日間だけ天気が良さそう。
さっそく高速バスを確認したところ、奇跡的に上高地行きのバスに空きがあるじゃないですか。
上高地から1泊2日で帰ってこれると言えば、そう百名山の「焼岳」です。
今回は、上高地から気軽に登れる百名山「焼岳」に登ってきたお話です。
行程
2022年10月8日(土)~9日(日)
総距離 21km 累積標高差 上り:約1,470m 下り:約1,470m
1日目は上高地から小梨平キャンプ場まで。時間があったので、明神池まで足を伸ばしてみました。
2日目は、テントに荷物をおいて、焼岳を往復。
小梨平キャンプ場のお風呂で汗を流して帰りのバスに乗るという行程。
コースタイム倍率の0.8倍で歩けたのだけど、テントに荷物を置いて、軽荷だったので自然と早く歩けたみたいです。
1日目
上高地バスターミナル(13:50)・・・小梨平キャンプ(14:00)[テント設営・休憩 60分]
・・・明神(15:40)・・・河童橋(16:40)
2日目
小梨平キャンプ場(04:25)・・・焼岳登山口(05:00)・・・焼岳小屋(06:20)[休憩 5分]
・・・焼岳北峰(07:20)[休憩 50分]・・・焼岳小屋(09:00)[休憩 10分]・・・焼岳登山口(10:24)
・・・小梨平キャンプ場(11:14)[テント撤収・お風呂・昼食 120分]
・・・上高地バスターミナル(13:20)
アクセス
大阪から上高地へは、直通バスが出ています。
夜に大阪を出発し、早朝に上高地に到着する便と、早朝に大阪を出発し、14時頃に上高地へ到着する便の1日2便。
今回私が利用したのは、早朝に大阪を出発する後者の方。
この上高地へのバスはかなり人気で、予約で埋まっていることも多いのですが、意外に直前に空きがでることも。
粘り強くアクセスしてみると良いかもしれません。
危険度★★☆☆☆
焼岳小屋の少し手前に垂直の長いハシゴがありますが、慎重に通過すれば問題のないレベルかと思います。ただそこそこ高さがあるので、高所恐怖症の人にはキツイかも。
道は整備されていて、踏み跡もしっかりとあるので、道迷いの危険性も低いと思います。
体力度★★☆☆☆
コースタイムは7時間半ですが、途中までアップダウンがないので、体力的にはそこまできつくないと思います。
混雑度★★☆☆☆
中の湯から登る人が多いようで、頂上は賑わっていましたが、道中はそこまで人は多くない印象。
それでも紅葉の季節の3連休だったので、寂しい感じではなく、ほど良いくらいに登山者はいました。
小梨平キャンプ場の情報
今回宿泊したのは、小梨平キャンプ場。10月紅葉シーズンの3連休の初日。もっと混雑すると予想していたのですが、埋まり具合は約6割程度。
あと登山者だけでなく、一般のキャンパーの方も泊まるので、夜はうるさいかなって思っていたのですが、普通に静かで安眠できました。
登山用のテントが8割以上占めていた感じでした。
携帯
ドコモはアンテナ4本。
小屋の近くではFree Wi-Fiも飛んでるそう。小屋から少し離れた私のテントまでは飛んでませんでしたが・・・。
水場
立派な炊事場が何ヶ所かあり、そこの水が自由に使えます。
トイレ
立派なトイレが数ヶ所あります。洋式・和式ともにありました。
食料庫?
クマが出没するそうで、食料は受付時にもらう名札をつけて、頑丈なコンテナに入れておくシステムになっています。
寝ている時に襲われるのも嫌なので、おやつや朝食もコンテナに。少し不便ですけど、仕方ないですね。
お風呂
小梨平キャンプ場には立派なお風呂があります。入浴料は700円。
上高地で日帰り入浴をしているホテルもいくつかあるのですが、入浴時間が午前の数時間だけなど利用しづらい時も。
小梨平キャンプ場のお風呂は14:00~18:30ですが、繁忙期は正午から入れます。
熱めのお湯が気持ちいい、いいお風呂ですよ。
売店
お酒からおつまみ、ラーメンに生卵などなど、食品系はなんでも揃ってます。
値段も平地と変わらず良心価格です。
食堂
上高地の賑わいとは無縁の食堂です。静かにお安く食べたいなら、おすすめですよ。
登山情報
小梨平周辺ではクマが出没するそうなので、熊鈴は必須です。
ワンポイント
上高地から明神への道はよく通ると思うんですが、梓川を挟んだ対岸の風景が実に良かったです。
ちょっと時間があったら、足を伸ばしてみるとイイかもしれません。
ロタケの登山日記
(個人的な登山日記なので色々と書いていますが、雰囲気が少しは伝わればいいかな。必要のない方は読み飛ばしてやってください。)
1日目:上高地から小梨平
新大阪は7時発のバスに乗車。 夜行バスで寝て起きたら現地ってのも便利なんだけど、普通の時間に起きれるのは、そう若くない年頃の私には体に優しくてイイかもしんない。
途中、渋滞にハマりつつも定刻通り上高地に到着。 下界は雨模様だったのに、日ごろの行いの良さか綺麗に晴れています。
今日は小梨平キャンプ場まで徒歩10分の行程。テクテク歩いているとあっという間に到着。
穂高が拝める川沿いは先客で埋まってます。
少し森の中に入ったところに、他のテントが微妙に入れない感じの空間で、しかも横に小川が流れてる絶好のポイントを発見。
テントを建てて、食料をコンテナに格納し、ちょっと散策に。
そこら辺をブラっとしようと思ってたのだけど、風景は最高だし、程よく涼しいのでいくらでも歩けちゃう。
明神池まで歩いて、帰りは対岸の道を帰ります。
この道を歩くの初めてなんだけど、緑に覆われていて、小川がところどころ流れていたり、雰囲気がめっちゃ良い。
上高地と明神の間って歩き慣れちゃってたのだけど、こんな素敵な道があったとは。(+_+)
河童橋まで戻ってきたときには夕暮れ時。
テントに戻って、カレーライスとラーメンいう炭水化物祭りの夕飯をすまし、19時に就寝としました。
2日目:焼岳往復
起床は3時。
コンテナに食料を取りに行き、菓子パン2つをカフェオレで流し込む。
出発は4時20分。外はまだ真っ暗。昼間はあんなに賑わっている河童橋も独り占めです。
日の出の5:50まではまだ1時間以上。誰もいない真っ暗な道を登山口に向けて歩きます。熊鈴は当然鳴らしながら。
焼岳登山口までは広い砂利道を歩いてあっという間に到着。
ここから登山道。
まだ真っ暗でヘッデンの明かりだけが頼りだが、道は整備されているし、踏み跡もしっかりしているので、道迷いの心配はない感じ。
黙々と歩いていたら、前方にヘッデンの明かりが。
どうやら私より早く歩き始めた人がいたみたい。
道は緩やかに登っているけど、そこまでの急登じゃなくて、自然とペースが上がってしまう。
日が昇り始めて明るくなってきたくらいに、ハシゴが連続する急傾斜ゾーンに突入。
かなり長い垂直のハシゴはちょっぴりスリリング。慎重に登り、ちょっとしたクサリ場を過ぎれば、焼岳の雄姿がドーンと目の前に。
頂上まで綺麗に見えていて、テンションが上がります。
焼岳小屋を通過すると、湯気?がところどころ噴き出すちょっとした異空間を歩いていきます。
火山だから他と植生が少し違うのか、なんだか不思議な感じ。
頂上手前の急登をやっつけて、いざ頂上へ。
この焼岳頂上からの風景、ちょーイイです。
特に穂高と上高地がすごくイイ。
奥穂から前穂に伸びる吊り尾根の姿や、岳沢の懐の深さ、見下ろす上高地の穏やかなたたずまい。
凄いかっこいい!
鏡平や蝶から見る穂高の横顔?もイイですが、この角度から眺める穂高もまたイイです。
中の湯ルートからの登山者が続々と登ってきて、山頂はかなりの賑わいに。
そろそろ下山に移ります。
朝は暗くて良く見えなかった登山道ですが、緑が深くて実に気持ちのよい道です。
傾斜も緩いし、整備されているし、気持ちよく歩いていたら、あっという間に登山口まで戻ってきました。
小梨平キャンプ場まで戻ってテントを回収、お風呂と食事を済ませて、バスターミナルへ着いたと同じタイミングで空から雨粒が。
天気予報通り。いやほんと、最近の天気予報は本当に凄いです。
今回は天気にも恵まれて、いい景色も見れて、良き山旅でした。
たぶん、今シーズン最後の山なんだろうなぁ~。
来年はどこに行こうかしら。
まとめ
今回は、秋の3連休に百名山の「焼岳」をテント泊で満喫してきたお話でした。
焼岳って、上高地とか新穂高温泉に来るたびに、いつかは登ろうって思いながらも、ついつい後回しにしてしまいがち。
今回初めて行ってみたのだけど、火山特有の独特な雰囲気が味わえて、北アルプスの南端から眺める風景も唯一無二って感じで、圧倒的。
なんで今まで登らなかったんだろう??
って思ってしまうくらいの良き山でした。
上高地から日帰りできるし、道も整備されているので、登山初心者にも登りやすいと思います。
まだ登ってないって方は、ぜひ。
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