こんにちは、ロタケです。
今回は高校生以来、約40年ぶりに六甲山に登ってきたお話し。
今回歩いたのは、高校のワンゲル時代によく登った、芦屋はロックガーデンから風吹岩、七曲りを登って一軒茶屋。さらには東六甲縦走路を経て宝塚へ下山するルート。
40年前と変わらずキツいコースでしたが、何やら色々と変わってて、時代の移り変わりを感じた登山になりました。
今回は、そんな六甲山のメジャールートのあれやこれやを、書いてみたいと思います。
六甲山
標高尾932mと高い山ではないけれど、東西に非常に長いのが特徴。
この六甲山と海に挟まれた狭い土地を目一杯使って栄えたのが神戸という町なので、ちょっと歩けば海にも山にも行けちゃう。だから六甲山は、神戸市民にとって生活の一部のような山なんです。
毎日登山や全山縦走、有馬温泉に入って帰ってくるなんて楽しみ方も。
神戸市民はもちろん、大阪市民にとっても親しみ深い、特別な山です。
アクセス
今回は縦走ルートなので公共交通機関を利用して。
登山口はJR神戸線の芦屋駅から(阪急の芦屋川駅の方が登山口には近いです)。
帰りは阪急かJRの宝塚駅。
JR、阪急両方でアクセスできるので、非常に便利です。
地図
行程
高校のワンゲル時代は月に1回は登っていた六甲山。
その中でも一番多く登ったのが、芦屋から一軒茶屋を目指して、最後は宝塚へ下山する今回のルート。
高校の時は、高座ノ滝の上でテント泊するのが基本でしたが、今回は日帰り。
総距離は18.9km。累積標高差は上りが約1,898mで、下りは約1,881m。
コースタイムは6時間30分の中級者向けのコースです。
2022年7月24日(日) 最高気温32度 晴れ(コースタイム倍率0.9)
芦屋川駅(06:18)・・・高座ノ滝(06:45)・・・風吹岩(07:22)・・・七曲り登り口(08:26)・・・一軒茶屋(09:02)・・・六甲最高峰(09:09)[休憩 10分]・・・石ノ宝殿(09:39)塩尾寺(11:47)・・・阪急宝塚駅(12:24)
危険度★★☆☆☆
登山道は色んなルートが複雑に絡み合っているので、分岐点でどちらに進もうか迷うシーンが多かったです。
どの登山道の踏み跡もしっかりしているので、迷っても危険って感じではないのですが、 ルートは事前に頭に入れておいた方が良いと思います。
あとYAMAPなどのGPS地図はあった方が安全だと思いす。
体力度★★★☆☆
総距離19キロ、コースタイムは6時間30分なので、そこそこ体力は必要だと思います。
混雑度★★★★☆
地元の人に親しまれている山なので、かなりハイカーはいます。
特に芦屋から風吹岩の間は特に多かったです。
ワンポイント
夏場に行きましたが、山の中はほぼ木陰なので、そこまで暑くは感じませんでした。
ただ、川の水は基本的に飲めないので、水分は多めに持っていきましょう。
ロタケの登山日記
(個人的な登山日記なので色々と書いていますが、雰囲気が少しは伝わればいいかな。必要のない方は読み飛ばしてやってください。)
JR芦屋~高座ノ滝
JR芦屋駅には朝の6時に到着。改札には登山者と思われるかたが数名。川沿いの道にでて登山口を目指しますが、至る所に登山者の姿が。さすがに人気の山だけはあります。
芦屋の高級住宅街を標識にしたがって登っていくと、途中から木々に覆われた薄暗い道に。
40年前の高校生の時に何度も登っているのに、記憶が蘇らず、自分の記憶力のなさにビックリしながら登ります。
しばらく歩くと高座ノ滝に到着。
滝の横に、誰かのレリーフがあったよなぁ
と薄っすらと記憶が。
そうそう高校時代の愛読書、新田次郎の「孤高の人」にも登場していた藤木九三さん。
ちょっとだけ記憶が戻ってきました。
高座ノ滝~六甲最高峰
高座ノ滝から一気に急登スタート。
2-3分登ったところの河原に、なんか見覚えが。
ここでよくテントを張ってたような。。。
テントで寝てたら、頭をつつくやつがいると思って外を見たら、イノシシがいてビックリしたのが確かココ。
なんだか懐かしい。
ここから風吹岩付近までは明るい森の中の散策って感じで、とても気持ちよい。
そりゃあ人気のルートなのも頷ける。
昔はなかったゴルフ場を横切り、一気に七曲りの急登へ。 汗だくになりつつも、そこまで苦労することなく一軒茶屋に到着。
一軒茶屋は昔のままだったけど、道を挟んで反対側になんとも立派なトイレ?休憩所?ができていて、時の流れを感じます。
休憩所は、見たところチャリダー半分、登山客半分。
40年前はロードバイクで六甲山に登ってる人っていなかったよなあ・・・
ここでも時代の移り変わりを感じつつ、一応頂上にも。
ここはそれほど変化なし。
六甲最高峰~宝塚
しばし一軒茶屋で休憩して、東六甲縦走路に向かいます。
ここから宝塚までは、ダラダラと長かったイメージしかない。
石ノ宝殿から笹の生い茂る山道へ。
ところどころ、木々の間から街並みが見える。 ずいぶんと山の中まで街並みが広がっていて、人間の生命力を感じる。
登山道も一旦舗装路に。
こんな舗装路、なかったけどなぁ~・・・
山道へ戻り、塩尾寺を目指す。
「エンペイジ」。そうか、確かにそんな読み方だったわ・・・
塩尾寺から宝塚への道にはさっきまでの木陰はなく、一気に夏の太陽にやられます。
そうそう、この塩尾寺から宝塚が長いのよねェ~
と懐かしい気持ちを抱きつつ、テクテク歩くと宝塚の町に到着です。
まとめ
今回は、関西の人にお馴染みの「六甲山」を歩いてきたお話でした。
今回歩いたのは、数多ある六甲山のルートの中でも1・2を争う人気のルート。
地元に人に愛される登山道は、なんだか楽しくなってくるようなそんな気持ちの良いルートでした。
街中からすぐに登れるので、気になっているかたはぜひ一度登ってみてはいかがでしょう。
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