こんにちは、ロタケです。
私は、スポルティバの「トランゴ S エボ GTX®」と、ゴローの「S8」という革の登山靴を持っているのですが、日帰り登山には少々オーバースペック。
重いし・・・(;^_^A
そこで今回は日帰り登山用が欲しいということで色々調べていたところ、評判が良さそうなスポルティバのアプローチシューズ「TX4 GTX®」を購入しました。
さっそく、いくつか低山を歩いてきたので、履き心地など、レビューしてみたいと思います。
スポルティバの「TX4 GTX®」
今回購入したのはスポルティバの「TX4 GTX®」というシューズ。
スポルティバの中ではアプローチシューズという分類になっているので、アルプスをガッツリ歩くっていうのは想定されておらず、軽い荷物で短い距離を歩くという使い方がメインだと思います。
TX4はローカットとミドルカットの2モデルあるのですが、私が選んだのはより軽快に歩けるローカットの方。
岩に当たりそうな足先やサイドは分厚いラバーで覆われているのはスポルティバの十八番。
裏地にはゴアテックス素材が使われていて、多少の雨でも問題なし。
ソールは安心のビブラム社製。
重さは片足約410gです。
履いてみた感想
この靴を買って、六甲山、伊吹山、伯耆大山と3回の山行に使用。
背負った重量は5~6キロで、すべて日帰り。
残念ながら雨は降っていなかったので、ウエット路面は試せませんでした。
良かった点
まずは良かった点から
軽くて歩きやすくて、楽
とりあえず履いてすぐに思ったのが、「軽くて歩きやすくて、楽!」ってこと。
今まで片足1キロくらいの登山靴を履いていたので、それに比べると本当に軽い。
ローカットで、くるぶしが固定されていないというのも、歩きやすさにつながってます。
何十年も前の学生時代、北アルプスの山小屋でアルバイトをしていたのですが、その時は山の中を普通の運動靴で歩いていて、軽さは「命」というのは理解していたのですが、最近は怪我のリスクもあって、頑強な靴ばかり履いてました。
軽いと足のコントロールもしやすいし、ローカットだと自由に色々な角度で柔軟に地面を捉えられる。
やっぱりローカットで、軽い靴って、イイ!
って改めて思っちゃいました。
滑らない
ソールがビブラム社製っていうのも安心材料。
今回、ウエット路面は検証できませんでしたが、それでも滑る気配はほぼゼロ。
(逆に地面に突っかかっちゃって、そこまでグリップが良くなくてもいいのに、って思うほど。(;^_^A)
安定のグリップ力で安心して歩けました。
気になった点
当然、気になったところもいくつか。。
くるぶし付近が痛む
今回、中厚手と薄手の靴下を試してみたのですが、薄手の靴下を履いた時、くるぶし付近が靴に擦れて痛みが出ました。
中厚手の靴下では問題なかったですが、薄手の靴下が好きな人は気になるかもしれません。
足裏が柔らかい
ソールがアルパインシューズに比べるとどうしても柔らかいので、地面の凹凸を結構拾います。
今回、5~6キロ程度の荷物でしたが、それでも足裏に疲労を感じました。
連泊や荷物の多い登山には、やはり厚いソールのモデルを使用した方が良いように思います。
着地衝撃がかなりくる
今回一番びっくりしたのが、ふくらはぎの疲労。
着地衝撃がかなりくるので、ふくらはぎにそのダメージが来た感じ。
普段から走り慣れている人とかなら問題ないかもしれませんが、足にダメージが来やすいことは知っておいた方がいいかもしれません。
捻挫に注意
あとローカットなので、やはりミドルカットの登山靴にくらべて、捻挫のリスクは高いです。
足をぐねった瞬間に、サッと荷重を抜いてあげられるぐらいの対応力は必要かと。
あまり自信のない方はやはりミドルカットの登山靴が無難だと思います。
まとめ
今回は、日帰り低山用にスポルティバの「TX4」を購入したというお話でした。
実際にこのTX4を履いてみて、良い点、悪い点、双方ありましたが、「日帰りの低山での使用なら」間違いなくおすすめの一品だと感じました。
とりあえず軽いし、楽。グリップもいいし、頑丈な作りだし。長く使えるイイ靴だと思います。
ただこれをアルプスで使うかと言われれば、私は使わないと思います。
色々なYouTuberがローカットの登山靴でのアルプス登山を推奨されていますが、
- 山道に慣れている
- 荷物が軽い
- そこそこ俊敏
- ホワイトのテーピングを持参しているなどもしもの怪我でも対応できる
などなど、条件が合わないと痛い目を見る確率が高いと思います。
ただ、荷物の少ない日帰り登山なら、このスポルティバのTX4は、間違いなくおすすめ。
日本人の足にも合いやすいので、日帰り登山用の登山靴を探しているなら、候補に入れてみても良いと思いますよ。
コメント