海の日の三連休に、鳳凰三山を夜叉神から。南御室でテント泊。

登山

こんにちは、ロタケです。

海の日の3連休に南アルプスの百名山、鳳凰三山に登ってきました。人気の白根三山と比べてちょっと地味な存在ですが、実際に行ってみたら、色々楽しめるいい山でした。

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行程 2017/7/15(土)~7/16(日)

「行程」

【1日目】
夜叉神峠登山口(05:30)・・・夜叉神峠(06:14)・・・杖立峠(07:28)・・・苺平(08:57)・・・南御室小屋(09:26)

【2日目】
南御室小屋(04:55)・・・観音岳(06:23)[休憩 15分]・・・アカヌケ沢ノ頭(07:45)[休憩 2分]・・・高嶺(08:26)・・・白鳳峠(09:09)・・・白鳳峠入口(10:29)・・・広河原(10:39)

「コースタイム」

標準:12時間15分 、今回:9時間23分(コースタイム倍率0.77倍)

地図

「概要」

水平移動距離 16.4約km  積算標高差上り:約2,038m下り:約1,901m

アクセス

夜叉神峠まではずっと舗装路です。芦安温泉の手前で多少、迷いやすい箇所がありますが、基本、一本道です。道幅もそれなりにあるので、クネクネ道ですが、運転は難しくありません。

駐車場混雑度

夜叉神駐車場は、5時到着で6割がた埋まっている状況。

ちなみに芦安の駐車場は、私が通過した4時40分くらいには金山沢温泉近くの第5パーキングが埋まりかけていました。

夜叉神駐車場

危険度★★☆☆☆

踏み跡はしっかりとあるし、道も整備されているので、道迷いの危険性は低いと思います。岩場などの危険個所もありません。

体力度★★★☆☆

初日の南御室小屋までと、2日目の鳳凰三山とも、それほど体力はいらいないと思います。このコースで一番体力が必要なのは、白鳳峠から広河原に下る道。傾斜が急で、足にきます。私は久々に膝が笑いました・・・。

混雑度

さすがに海の日の3連休だけあって人は多かったです。ただ青木鉱泉や御座石温泉から登られる人が多いのか、南御室小屋までは比較的静かな山歩きを楽しめます。

鳳凰三山はさすがに人気で観音岳や地蔵岳は人だらけでした。

テント場情報(南御室小屋)

木々に囲まれた場所なので、展望はありません。携帯はテン場では通じませんが、小屋から夜叉神方面へ30mほど行った場所でドコモはアンテナが立ちました。水は湧水が潤沢にありました。

さすがに3連休だけあって、夕方にはほぼ空きスペースがないくらいになっていました。

ほぼ満杯で、通路がせまい・・・

おすすめ度★★★★☆

南御室小屋までは、南アルプスらしい深い森を楽しめます。頂上付近は奇岩も多く、楽しませてくれますし、この稜線から見る北岳や富士山、甲斐駒ヶ岳の雄姿は、素晴らしいです。

コンパクトにまとまっているのに、南アルプスの奥深さも感じられる、いいコースだと思います。

白い山肌の向こうに富士山

白い山肌の向こうに富士山。独特の風景です。

ロタケの登山日記

個人的な登山日記なので余計なことも色々と書いていますが、臨場感は伝わると思います。必要のない方は読み飛ばしてやってください。

初日:夜叉神峠~南御室小屋

2時半に横浜の自宅を出発し、5時に夜叉神駐車場に到着。三連休だけあって、芦安の駐車場はいっぱいだったが、夜叉神は6割がたの埋まり具合。おにぎりを食べ、用意をして5時半に登山開始。

まずは慎重に、息が切れない程度に登っていく。少し登ったところにある夜叉人峠からは白根三山が綺麗に見えた。雲はまだぜんぜん沸いていない。

木々の間から白根三山

杖立峠まではうっそうとした森の中を進む。右に尾根を見ながら、斜面をゆっくりと登っていく。傾斜はそれほどきつくない。

火事場跡からも北岳の雄姿が綺麗に見える。そうこうしているうちに南御室小屋に到着。

まだ9時台なので、鳳凰小屋まで行くか迷うものの、のんびりしようと、ここでの宿泊に決定。テン場は2張りだけだった。

昼寝をしたり、散策をしたり、のんびり過ごして、19時に就寝。

15時過ぎの南御室小屋付近

15時過ぎの南御室小屋付近。ここからさらにテントが増えていきます。

二日目:南御室小屋~鳳凰三山~広河原~夜叉神峠

2日目は3時半に起床。ご飯を食べ、トイレに行き、5時ちょうどに出発。

今日も雲はなく、薬師岳手前から振り返ると富士山が綺麗に見える。空気が澄んでいるのか、白根三山も昨日より綺麗に見えた。

振り返れば富士山が。

北岳と間ノ岳

朝の北岳と間ノ岳。昨日よりもきれいに見えています。

薬師岳山頂をすぎ、見晴しのいい稜線を進む。観音岳の山頂は鳳凰小屋から来た人で、いっぱい。5分の休憩で地蔵へ向かう。

岩々しくなってきたが危険箇所はない。

オベリスクには登らず、賽の河原を眺めて下山に移る。急いで下りれば11時のバスに間に合いそうだったので、ここからペースを上げる。

高峰からは結構な岩場で、ストックをしまって慎重に下っていく。この付近からの見る甲斐駒はなんともかっこいい姿をしている。

オベリスクと甲斐駒

オベリスクと甲斐駒。真ん中の、左の切れたもろい稜線を行きます。

甲斐駒のかっこいい姿が綺麗に見えています。

白凰峠からはかなり急な下り。南アルプスらしく、腐ったはしごなどもあり、慎重に下る。ただコースタイムの6割くらいのペースで降りたのがたたり、最後の5分で久々にひざが笑う。

ガラガラ道

白凰峠からは、こんな岩がむき出しのガラガラ道を下ります。

広河原には10時40分に到着。乗り合いタクシーに飛び乗ると夜叉神には11時25分に到着。この時間なら中央道の渋滞に巻き込まれない感じだったので、風呂にも入らずに一気に帰る。自宅到着は14時だった。

アフター登山

芦安温泉の第5駐車場の横にある「金山沢温泉」。ここのお風呂はそれほど大きくはないですが、内風呂と露天風呂があります。施設が新しいので、気持ちいいですよ。

まとめ

混雑しそうだけど山に行きたい。でも人気の北岳や仙丈ヶ岳は、登山口に行くだけでも大変。そんな時にサッと行って南アルプスが満喫できちゃう穴場的なルートがこの夜叉神からの鳳凰三山。

深い森も楽しめて、独特な稜線も綺麗。それになにより展望が抜群。是非一度、体験してみてください。

綺麗で歩きやすい稜線です

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