登山時の靴下。私は「5本指」&「2枚重ね」です。

登山
私の登山用靴下は2枚重ね。内側は5本指がおすすめです。

こんにちは、ロタケです。

登山の時の靴下って、どんなものを履いていますか?

私、足裏が痛くなりやすいので、厚手の登山用靴下の2枚重ねというのが、今までの基本形でした。
ただ厚手の登山用靴下の2枚重ねだと、どうしてもヨレて靴擦れになりやすかったりと、あまりしっくりきていなかったのも事実。

そこで、今回トライしたのが、1枚目が「薄手の5本指靴下」+2枚目外側が「厚手の登山用靴下」の2枚重ね

雨の南アルプスで試してみたんですけど、この組み合わせ、すごく良かったんです。

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登山用靴下の役割?

登山用靴下の役割りは大きく2つ。
「靴擦れの防止」「クッション性の向上」です。

靴擦れ防止

登山をしていて一番嫌なのが「靴擦れ」ですよね。

登山者を悩ます「靴擦れ」ですが、原因はほぼ2つです。
「足が登山靴とフィットしていない」ケースと「足が汗ばんで、ふやけている」ケース。

これは登山靴の問題でもあるんですけど、靴下の選び方次第で、この靴擦れの2大原因がカバーできちゃうんです。

フィット感を高める

登山靴の中で足が圧迫されたり、足が動いてしまって擦れることで発生する「靴擦れ」。

厚さのある登山用靴下を履くことで、靴と足の隙間を埋めフィット感を高めることで靴擦れを防ぐことができるんです。

汗を素早く逃がす

汗を素早く逃がしたい。。

登山中の靴の中は汗でムレムレ。ムレてふやけた足は、靴擦れのリスクが高まります。

そこで登山用の靴下は、汗を吸って素早く発散する素材で作られている場合がほとんど。
汗を素早く逃がすことで、長時間履いても、ムレを防ぎ、靴擦れのリスクを押さえるんです。

クッション性を向上

クッションで痛み軽減

アルプスなどの岩稜帯歩きに適したミドルカット以上の登山靴は、靴底が固いものが多いです。
そのため、インソールを工夫しても、長時間歩くと足裏が痛くなってくることも。

厚手の登山用靴下を履くことでクッション性が増し、足裏の痛みの軽減につながります。

登山の靴下って、2枚重ね or 1枚だけ?どっちが正解??

登山用靴下の役割は「靴擦れ」の防止と「クッション性の向上」というお話しをしましたが、靴下は1枚or2枚、どちらが正解なのでしょう?

昔の登山靴は、靴下2枚重ねが主流でした

昔ながらの登山靴で思い浮かぶのが、厚い革でできた登山靴。
足に馴染むまでにはかなりの時間を要するので、ほぼ確実に靴擦れになっていました。

そこで、足とのフィット感を高め、クッション性を高めるためにも、靴下の2枚重ねは、必須だったのです。

最近の登山靴は、中厚手の靴下1枚で十分

靴下

中厚手の靴下1枚で十分

最近の登山靴は、ゴアテックス製のものが多く、革製の登山靴に比べて加工が容易で、より足にフィットするように作られています。
そのため靴下を2枚重ねにしてフィット感を高める必要は、ほぼなくなっているんです。

最近の登山靴では、(靴が足に合っていれば)中厚手の靴下&1枚で十分。

もし登山靴が足に合わずに、少し痛いところがあるとか、靴の中で足が動く場合には、厚手の靴下や2枚重ねを検討してあげるといいと思います。

私のおすすめは「5本指」&「2枚重ね」

私は最近のゴアテックス製の登山靴を履くときも、靴下は2枚重ねにしています。

私の足が外反母趾なので、長時間歩いていると母子球付近の足裏が痛くなりがち。
そこで少しでもクッション性を高めるために、靴下を2枚重ねにしているんです。

2枚重ね

内側は薄手。外側は厚手の2枚重ねです。

内側の靴下:薄手の5本指

もともとは厚手の靴下を2枚重ねて履いていたんですけど、内側の靴下がよれやすくて、靴擦れの原因にもなるので少し困ってたんですよね。

先日、久々にモンベルショップに寄ってみたら、使いやすそうな薄手の5本指靴下が売っていたんです。

早速購入して、南アルプスで実際に試してみたら、これがかなり良かったんです。

モンベル靴下

中厚手とありますが、どちらかというと薄手。この5本指が靴ズレを防ぎます。

5本指で靴擦れを防止

5本指靴下だと、しっかりと踏ん張れて、しかも靴擦れにもなりにくいです。
特に足の指が靴擦れしやすい人には是非試してみて欲しいと思います。

素材はメリノウールを避けて、モンベルの「ウィックロン」

メリノウールの靴下ってかぶれません?私、メリノウールの靴下を直接肌につけていると、100%、かぶれるんですよね。
なので肌に触れる1枚目の靴下は、メリノウールの製品を避けて、モンベルのウィックロン製の靴下をチョイスしました。

このウィックロン。実際に履いてみても、乾きが早くて、よれにくかったです。登山用の1枚目(内側)に履く靴下にちょうどいい素材だと思います。

くるぶしより長い靴下を選ぼう

5本指の靴下って、くるぶし付近までの中途半端な長さの商品が多いです。
ただ、くるぶし付近は靴擦れの起きやすい箇所。くるぶしよりも長めの靴下を選ぶことをおすすめします。

靴下短め

この長さは中途半端。もう少し長目をおすすめします。

おすすめはモンベルの「WIC.ウォーキング 5トゥーズソックス(中厚手・足裏パイル)」

おすすめは、モンベルの「WIC.ウォーキング 5トゥーズソックス(中厚手・足裏パイル)」
中厚手となっていますが、どちらかというと薄手でしょうか。長さもしっかりあって、丈夫な作りで、よれにくいです。

長目の靴下

このくらい長いとくるぶし付近で登山靴と干渉しません。

登山用靴下を2枚重ねするケースでは、どうしても内側の靴下が湿気易くて、よれやすいのが難点ですが、その悩みをこのモンベルの「WIC.ウォーキング 5トゥーズソックス(中厚手・足裏パイル)」は解決してくれると思います。

登山用靴下については、今まで試行錯誤してきましたが、これが私の最終形になるかもしれません。

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外側の靴下:厚手のメリノウール

外側の靴下は厚手のメリノウールがおすすめです。

メリノウールで汗を発散

メリノウールとは、メリノ種という羊の毛のこと。保温性が高く、通気性が良いというのが特徴で、汗を素早く吸収して発散してくれます。しかもニオイの原因となる細菌を抑制してくれるので、登山には最適なんです。

厚手靴下で靴とのフィットを上げる

厚手のメリノウール靴下をチョイスすることで、登山靴と足とのフィット感を高めて、靴擦れを防止します。

厚手靴下でクッション性を向上させる

また厚手の靴下でクッション性を向上させてやることで、足裏の痛みの軽減にもつながります。

おすすめはキャラバンの靴下

私のおすすめはキャラバンの「RLメリノ アルパイン」
右足と左足とで曲線を変えているので、より足にフィットするように作ってあります。
登山靴でお馴染みのキャラバンの製品だし、値段も手頃なのでおすすめです。

まとめ

登山用の靴下って、登山靴を買うついでに、なんとなく選んだって人が多いんじゃないでしょうか。

私もこれまでは登山用靴下にはそこまで気を留めてませんでした。
ただ今回改めて靴下を見直してみることで、登山の快適さが大きくアップしたのも事実。

いくらいい登山靴を履いていても、靴下が悪いと登山靴の良さは引き出せないってことなんだと思います。

フィット感や素材、靴下の厚さや5本指や立体裁断など。
色々と履き比べてみることが、快適な登山につながります。

私は「5本指」+「2枚重ね」で大きく快適さが上がりました。
みなさんも登山用靴下、いろいろと試してみてはいかがでしょう?

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