こんにちは、ロタケです。
今回のテーマは、「山での睡眠」。
山小屋でも、テント泊でも、あっという間に熟睡モードに入れる人っていますけど、本当にうらやましいですよね。
(うらやましさを通り越して、殺意が芽生えることも。。。(^_^;))
何度も寝れない、辛い夜を過ごした経験のある、超繊細な神経の私。
若い頃と違って、寝ていないと翌日にモロに影響の残るお年頃。
しっかりと睡眠をとることは、安全な登山にもつながります。
そんな超繊細な神経をもつ私でもコロッと眠りにつける、そんな「快適睡眠法」をお教えします。
超繊細な神経でもコロッと寝むれる「快適睡眠法」
超繊細な神経を持つ私がおすすめする山での「快適睡眠法」。
やることは3つです。
山での快適睡眠法①:音を絶つ
快適睡眠法のその①は、「音を絶つ」です。
となりのテントのヒソヒソ声、向かいのオジさんの盛大なイビキ。
風の音に雨の音。
快眠には眠りを妨げるこれらの「音を絶つ」のが先決。
当然、取り入れるべきは「耳栓」。
Amazonで探せばいくらでも出てくるので、適当なものをチョイスすればいいと思いますけど、
私が使っているのは、「MOLDEX」の使い捨ての耳栓。
一昔前の「耳栓」ってどこか違和感があったり、耳が痛くなったりしたんですけど、この「MOLDEX」はかなりイイです。
慣れると着けているのを忘れるくらいで、90%くらいの音が消えるって感じでしょうか。
一応、使い捨てなんですけど、何度でも使えますし、そもそも値段も安いので、汚れが気になったら捨てるでいいと思います。
ただ一つだけ注意点が。
耳栓を使い慣れていないと、耳栓の違和感で逆に眠れないってことになってしまいがちです。
山に行く前に、自宅でも耳栓をして慣れておくことを強くおすすめします。
山での快適睡眠法②:光を絶つ
快適睡眠法のその②は、「光を絶つ」です。
基本、真っ暗な山なんですけど、ヘッドライトの明かりが侮れません。
ウトウトし始めたところで、ピカッと。
何気にヘッドライトの明かりって強力なんですよね。
ということで、「アイマスク」の登場です。
このアイマスクって、本当におすすめ。
私、アイマスクっていままで使ったことがなかったんですけど、光がまったく入ってこないって、こんなに落ち着くんですね。
初めて使った時、ちょっとびっくりしましたもん。
このアイマスクも高い物じゃありませんし、Amazonで検索すれば山ほど出てきます。好きなものを選んでみてください。
ちなみに私は圧迫の少ない「PLEMO」というところのアイマスクを使ってます。
山での快適睡眠法③:意識を絶つ
快適睡眠法のその③は、「意識を絶つ」です。
これが一番難しい。
普段と違うシチュエーション。
寝心地の悪い寝具。身動きの取れない寝袋。
寝返りを打つたびに当たる隣りのオジさんの熱い体。。。(;’∀’)
いくら音と光を遮断しても、意識を絶つのは至難の業です。
私は、最後の手段「睡眠薬」で意識を絶つことにしています。
睡眠薬を使うことについて
睡眠薬を使うことは、リスクも伴います。
ボーっとなって危険だとか、常習性とか。
しかも睡眠薬を利用すると呼吸が浅くなるので、
高山病を悪化させる可能性があるので飲んじゃダメという指摘も多いです。
確かにそういう一面もあるので、飲む時は慎重にならないといけないんですけど、ちゃんと
①医師に相談して、「ボーっとなりにくい」「常習性の低い」睡眠薬を処方してもらう
②山で使う前に自宅で試してみて、問題がないかチェックする
③高山病気味の時には飲まない
ことで、私は睡眠薬と正しくお付き合いできています。
睡眠薬の種類
「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」「眠りが浅い」という不眠のタイプごとに、睡眠薬にもいくつか種類あるんです。
私たちのように登山で使用する睡眠薬は、「寝つきが悪い」時に使用する「超短時間型」と呼ばれる睡眠薬がベスト。
薬が効いているのが、2~4時間程度と超短時間なので、起きる頃には完全に消えています。
ドラッグストアなどで市販で売っている睡眠薬は「ジフェンヒドラミン塩酸塩」という成分のものが多いんです。
ただ、この成分は効いている時間(半減期)が5~8時間という商品なので、起きた時に薬の効果が残っている場合があって、ふらつきや目まいの恐れがあって、登山には向いていないと思います。
睡眠薬の手に入れ方
超短時間型(半減期が2~4時間程度)の睡眠薬には、ゾルピデム(マイスリー)やトリアゾラム(ハルシオン) が有名どころ。当然、医師に処方してもらう必要があります。
私の場合、心療内科に行って、「山で眠れません」とウソ偽りなく相談して、翌日に残らない超短時間型の睡眠薬を処方してもらいました。
「耳栓」「アイマスク」「睡眠薬」で朝までぐっすり
私の場合、「睡眠薬」はお守りがわりで、夏の最盛期の週末でもなければ「睡眠薬」を飲まなくても、「耳栓」と「アイマスク」があれば寝れちゃいます。
ただ山小屋で2枚の布団で3人とか、満杯のテン場とか、どうしても寝れない時は、躊躇することなく「睡眠薬」を投入しています。
私の場合、どんなに厳しい状況でも、睡眠薬を飲めば30分ほどで「意識」が絶たれます。
で、気付けば目覚まし時計が鳴っているという感じ。
翌朝に睡眠薬が残らないので、ふらついたり、目まいがしたりなんてことは今のところありません。
(普段の日常の朝よりも、スッキリ感は「上」かもしれません。。。クセになりそうで怖いくらい。。。(^_^;))
ただ睡眠薬の使用にはリスクも伴いますので、正直あまりおすすめしません。
医師にしっかりと相談して、自己責任でお試しください。
まとめ
私の山での「快適睡眠法」、いかがでしたでしょうか?
「耳栓」「アイマスク」まではいいとして、「睡眠薬」はどうだろう?。。。という人もいると思うんですけど、私的には紆余曲折あって辿り着いた苦肉の策なんですよね。
繊細な神経をお持ちの方は分かってもらえると思いますけど、いくら疲れ果てていても、羊を数えてみても、寝れないものは寝れないんです。
しかも山でぐっすりと睡眠をとることって、ある程度の年齢になってくると本当に死活問題なんですよね。
「睡眠薬」は高山病のリスクもあるので使用に躊躇もありましたが、悶々と眠れない夜を過ごすぐらいなら、薬に頼るのは私的には「あり」でした。
山でなかなか眠れないあなた。
最初から「睡眠薬」に頼るというのはおすすめしませんが、「耳栓」と「アイマスク」あたりから始めてみてはいかがでしょう?
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