こんにちは、ロタケです。
お盆休みに北アルプス後立山連峰を5泊6日で縦走してきました。
いつもはテント泊がメインなんですが、今回は贅沢にも全泊、山小屋。
そこで出てくるのがテント泊だと気にすることのない「ニオイ」の問題。
50歳を超えたおっさんが、毎日汗だくになりながら、6日も風呂に入らないと、いったいどんな悪臭を放つのか?!
小屋でお隣になる人が気の毒でなりません。
そんなご迷惑を少しでも軽減するために、急きょ、ニオイ対策を実施。
悪臭の発生をどの程度抑えられたのかは私自身わかりませんが、最終日にお隣になった人とも、楽しくお話に興じることができたので、一定の効果はあったものと思われます。
私が今回行った「山でのニオイ対策」。すべて教えちゃいます。(本当にニオイを発していないか、自信はないんですけど。。。)
ニオイ対策
ニオイ対策には、大きく分けて2つあるみたい。
そもそも「ニオイを発生させない」という対策と、
いざニオイが発生してしまった時に「ニオイを消す(ごまかす)」という対策。
今回は両方の対策を講じてみました。(独断と偏見で、効果を★で評価してみました。)
ニオイを発生させない
まずは「ニオイを発生させない」という予防策。
防臭・防菌ウエア ★★★☆☆
臭わない素材のウエアというのがいろいろと出ています。というか登山用のウエアは基本、防臭・防菌素材です。
この防臭・防菌素材の威力は凄まじくて、Tシャツなどは何日着ていてもほとんど臭いません。
防臭・防菌素材のウエアを、まずは揃えてみてください。
定期的に着替える ★★★★★
防臭・防菌ウエアの威力は確かにスゴイです。
ただ靴下や下着など中に着用するものは蒸れやすくて、ニオイの発生を抑えきれませんので、臭くなったら着替えるしかありません。
私の経験上、1番ニオイを発しやすいのが靴下。
特に3日目くらいから強烈なニオイを発生するので、賞味期限的には2日間じゃないでしょうか。それ以上の日数、山に入るなら、是非着替えを用意して行きましょう。
防臭クリームでニオイを押さえる ★★☆☆☆
防臭クリームという製品があります。ニオイが発生しやすい場所に事前にクリームを塗っておくことで、ニオイを押さえるというもの。
この防臭クリームが有効かどうか人によって違うみたいですが、高価なものではないので、一度試してみてはいかがでしょう。
(私的には、そこまで効いている感じはしなかったんですけど。。。)
ニオイを消す(ごまかす)
1日歩き回って汗だくになって、そのまま放置してはニオイは抑えられません。小屋についたらまずは、ニオイを消す(ごまかす)努力をしてみましょう。
デオドラントシートで汗を拭く ★★★★★
デオドラントシートで汗を拭くのは、すでに皆さん実践されていますよね。
ニオイのもとになる汗をしっかりと拭きとって、除菌する。デオドラントシート、忘れずに持って行きましょう。
宿泊用のウエアを用意する ★★★★☆
山を歩くときも、小屋でゆっくりする時も、寝る時も同じウエア。昔からの登山をされている人にとってはある意味、常識かもしれません。
ただ宿泊用に、着替えのウエアを一つ用意するだけで、ニオイの発生はかなり抑えられるんです。
特にニオイが発生しやすい靴下。
宿泊用の靴下に履き替えてやる、もしくは、脱いで裸足で過ごすだけで、ニオイの発生は大きく抑えられます。
今回5泊6日の登山で、宿泊用のウエアとして、Tシャツ・短パン・靴下を準備していきました。
ニオイの発生も抑えられて、寝る時も快適。是非、お試しください。
ファブリーズでニオイを消す ★☆☆☆☆
ファブリーズはご存じの通り、衣服のニオイを消す消臭スプレー。私は、コンパクトサイズのファブリーズを持参しました。
で、靴下とかパンツとかニオイの発生しやすいものに、シュッシュッっと。
ただ、正直なところ、ニオイを消すまでの効果はなかったというのが、私の実感。
まあ、気休め程度に、コンパクトサイズのものをザックに1本潜ませていくって感じでしょうか。
爽やかな「香り」を身にまとう ★★☆☆☆
爽やかな「香り」を身にまとうのは、「ニオイ」を「香り」でごまかす作戦。
持続時間は短いですが、いい香りでリフレッシュできます。しかも定番のシーブリーズなら日焼けで火照ったカラダを冷ますのにも使えます。
私は、100均で調達した携帯型スプレー(詰め替え用)に入れて持って行ってみました。
少量で十分。お好みの香りをチョイスしてみてください。
まとめ
私の山でのニオイ対策、いかがでしたでしょうか?
5泊6日の今回の登山で、私的には、靴下のニオイだけはどうしても防げないという結論になりました。
山小屋に着いたら
「靴下を脱ぐ」 → 「デオドラントシートで拭く」 → 「シーブリーズする」 → 「3日目に靴下を履き替える」
という一連の流れを実行しました。
この対応で、なんとかご迷惑を掛けない程度にニオイを押さえられたと思います。
お風呂に入れない登山に、ニオイはつきもの。ただ臭くて当たり前という時代は、そろそろ終わったのかなとも思います。
すべてのニオイが消せるわけではありませんが、みんなが気持ちよく登山を楽しめるよう、お互い努力してみましょう。
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