幅広甲高で外反母趾の私。ロードバイクシューズに評判の良い「SIDI」の「genius 7 mega」を買いました。

ロードバイク

こんにちは、ロタケです。

私、幅広甲高で外反母趾なんですよね。しかもそれなのに踵は細いという少し残念な足をしています。なのでマラソンをやっている時も、合うシューズがなかなかなくて、けっこう困ったんですけど、ロードバイクのシューズもなかなか合うものがなくて困っていたんです。

ロードバイクって自転車もウエアも靴もほとんどが欧米仕様。なのでシューズも基本細くて、甲の低いモデルばっかりなんです。だからシューズだけは日本製じゃないとダメだと思って、シマノのSH-RC700のワイドモデルをずっと履いてきていたんです。

シマノのSH-RC700のワイドモデル

2年履くとさすがにボロボロ・・・

 

でも2年も履いているとさすがにボロボロで、鬼嫁からも

「いい加減、新しい靴、買ったら??」

と天使の様なお声掛けをいただいたのでヽ(=´▽`=)ノ、気が変わらないうちに購入したのが、前から気になっていたSIDIの「genius 7」のワイドモデル「mega」

実際に履いて500キロほど走ったので、さっそくインプレをしてみたいと思います。

SIDIの「genius 7」のワイドモデル「mega」

SIDIの「genius 7」のワイドモデル「mega」

スポンサーリンク

SIDIについて

ふくらはぎが尋常じゃなくゴツゴツしてて、絶対に追い抜いちゃいけないような雰囲気の人に信号待ちで追いついちゃうことがあるじゃないですか。そんな人ってたいてい「SIDI」の靴だったりしません??

速い人、出来る人=「SIDI」の靴を履いている

という構図が私の頭の中に勝手に出来上がっていて、次に靴を買う時は絶対に「SIDI」って決めてたんです。

イタリアのメーカー

自転車シューズのメジャーブランドであるSIDI。イタリアのメーカーで、元は登山靴を作っていたんだそうです。今はトップライダーからアマチュアまで日本でも大人気のシューズです。

商品の特徴

全般的に作りが頑丈で丁寧な仕上がりになっています。アッパーの作りも良く、足へのフィット感も抜群です。(一度ショップで試履きしてみてください。ちょっとびっくりするくらいにフィットしますよ。)

特に踵のホールド感が他のシューズとは一味違います。
全てのモデルでヒール部分が補強されていますし、上位モデルでは「アジャスタブル・ヒールリテンション・システム」といっては、2本のねじでその締まり具合を調整できるようにしています。
ペダリングの引き足で、踵が靴の中で浮くのは絶対に避けたいですよね。SIDIの靴の最大の長所は、私はこの踵のホールド感の良さだと思います。

値段がお高い

ただお値段はかなり高いです。ロードバイクのシューズって、もともと高い値付けですが、「SIDI」の靴はさらに高いです。
エントリーモデルで2万円。私が購入した「genius 7」は2番目に安いモデルですが、それでも定価は23,500円(税抜)と、気軽には購入できないお値段です。(Amazonでは税込17,000円で買えます。Amazonさん、いつもありがと~♪)

さらにフラッグシップモデルの「SHOT」に至っては、定価はなんと46,800円(税抜)!!税金入れたら5万ですよ!!誰が買うんだろうという値段ですが、ロードバイク乗りにはお金持ちも多いので、買う人は買うんでしょうね。(私には一生縁がないですけど・・・( -_-)

幅広モデルが用意されている

日本人にも合う様に、幅広のモデル「mega」が用意されています。私の購入した「genius 7」とさらに上位モデルの「ergo4」とその後継モデル「ergo5」に幅広モデルが用意されています。

ERGO5

ERGO5

「genius 7 mega」のインプレ

幅広甲高で外反母趾の私が購入したのは、幅広モデルの「genius 7 mega」(定価23,000円(幅広な分、レギュラーサイズより500円高いです。))。

genius 7

genius 7

本当は幅広タイプの上位モデルで、踵の調整機能のある「ergo4」にしたかったのですが、もう生産しておらず、サイズがないんですよね。後継モデルの「ergo5」は踵の調整機能をなくすという改悪なモデルチェンジとなったので対象外。幅広甲高で外反母趾の私には、選択肢が「genius 7 mega」しかなかったというのが購入の理由です。

それでは、実際に履いて走ってきましたので、さっそくインプレしたいと思います。

カカトのホールド感は・・・

SIDIの靴の特徴で、私が一番いいなって思っているのは踵のホールド感が高いという点なんですが、私が買った「genius 7 mega」、残念ながら踵のホールド感はぼんやりとしている印象です。
引き足を意識して丁寧なペダリングをしようとすると、踵が浮くまではいかないですが、「フワッ」とする感じ。ちょっと気持ち悪い感じがします。甲を覆うアッパー部分の質感も固すぎて、ここでも止めきれない、支えきれないという感じで、ちょっと残念な結果になりました。

入っているインソールがダメ

もともと入っているインソールが薄くて固いです。外反母趾の人って母子球部分や小指付近にマメができやすいですが、そこが下の固いインソールで刺激されて痛みがでました。耐えられない痛みではないですが、このくらいの値段なので、もう少し質感の良いものが入っていて欲しい気がします。
私はもう少し厚みのあるランニング用のインソールに入れ替えましたが、それでかなり履き心地が良くなりました。このシューズを買うならインソールを入れ替えることを前提に購入した方がいいと思います。

SIDIインソール

左がSIDIのjenius 7に入っていたインソール。右のランニング用のインソールに交換しました。

ソールの剛性が高いのはいい

悪いところばかり先に話してしまいましたが、いいところもあります。ソールの剛性が高いので、非常に踏み込みやすい印象です。力が伝わりやすいと感じました。それにクリートの位置も感じやすいので、この靴に変えてから一発でペダルにハマる確率が高くなりました。
いつまでたってもペダルにクリートをはめるのが苦手だったので、これは嬉しい誤算です。
(●^o^●)

次に買うとしたら

次に買うとしたら、今回購入した「SIDI」の「genius 7」は選ばないと思いますし、踵の調整機能のない「ergo5」も選びません。

やはり日本人の足には日本製!今なら、シマノのSH-RC700の後継モデル、SH-RC701のワイドモデルを買うと思います。

実際に横浜の「○’sロード」で試履きをした時に、一番足にしっくりきたのがシマノの「SH-RC701」のワイドモデルでしたし・・・。

今回は憧れもあって「SIDI」の「genius 7」を購入しましたが、次回からは大人しくシマノ製品を購入したいと思います。

SIDIを買うなら踵の調整機能「アジャスタブル・ヒールリテンション・システム」は必須

幅広なモデルでなくてもいいのであれば、そのホールド感の良さもあって、SIDIはやはりおすすめの靴だと思います。ただSIDIを買うなら、その最大の特徴である踵のホールド感を十分に体感できる「アジャスタブル・ヒールリテンション・システム」のついたモデルを選ばないともったいない気がします。
そうなると「WIRE 2」「SHOT」というモデルになるのですが4万円超えになってきます。
お金のある人で、幅広甲高じゃない人は、どうぞこの2モデルを買っちゃってください。そのフィット感に驚くこと間違いなしです。

WIRE 2 MATT

WIRE 2 MATT

まとめ

SIDIを履いて颯爽と走っている人に憧れて購入したSIDIの「genius 7 mega」ですが、今一つ満足いく一品ではありませんでした。ただAmazonで安くなっていたとはいえ17,000円もしたので、当然これからも履き続けます。(もう1足新しい靴を買うなんて鬼嫁からの了解が出るとも思えないし・・・(-_-;)

教訓:幅広甲高、外反母趾の人は大人しく日本製の靴を買いましょう。
・・・でもSIDI、カッコいいよな~。足の形がいい人がうらやましい・・・

コメント