こんにちはロタケです。
会社の転勤で20年ぶりに関西に出戻った私。
関西のロードバイク事情もよくわからないし、コロナもあってレースもない。
目標もなく気力もわかず、気が付けばCTLはどん底の20台。
このままではイカンと一念発起し、最初の目標に選んだのが、そう「琵琶イチ」。
関西にお住まいのチャリダーにはお馴染みの、1週200キロのロングライドです。
ただこの2年の停滞期間で、からだもなまってる。
いくら平坦とはいえ、いきなり200キロは厳しそうなので、3ヶ月かけてCTLを50まで上げ、準備万端で「琵琶イチ」に行ってきました。
琵琶イチとは
琵琶イチは、「フル」琵琶イチと呼ばれる約200キロのコースと、琵琶湖大橋から東だけを回る約150キロのコースの二つがあるみたい。
でもやっぱりキレイに琵琶湖を1周したいので、私がチョイスしたのは「フル」琵琶イチ(200キロ)の方。
ルート概要
南の端を瀬田唐橋とする「フル」琵琶イチは距離約200キロで、獲得標高が400m。北部のちょっとしたアップダウンを除けば、ほぼほぼフラットなルートです。
ちなみに三浦半島1周100キロの獲得標高が700mくらいで、淡イチが150キロで1,050mなのでそのフラットさは際立っていますよね。
基本は反時計回り
別にどちらから回ってもいいのだけど、基本は反時計回りです。
時計回りだと道路を挟んで湖を見る形になるので景色がイマイチ。反時計回りだと、走っている左手すぐにずっと湖があるので、気持ち良さは数段上だと思います。
それに琵琶イチのルート表示が地面にペイントされてるのだけど、その表示が反時計回りしか表示されていない。初めて走る時は迷わず反時計回りです。
スタート地点はJR湖西線「堅田駅」をチョイス
今回は車ではなく電車利用。 スタート地点をどこにするか色々と考えたのだけど、琵琶湖大橋にほど近いJR湖西線の「堅田駅」をチョイス。
- 渋滞が発生しやすい琵琶湖大橋より南西部分を、早朝のすいている時間帯に抜けたい
- 琵琶湖大橋近くだと湖を横切ってエスケープが容易
だという2点がチョイスの理由。
結論から言うと、渋滞に合わずにスムーズに回ってこれたので、このチョイスは正解だったと思います。
走ってみた
実際に走ったのは10/16の土曜日。
最高気温が20度前後で、風の強くない日を選びました。
ちなみに単独走で、あまり休憩や観光を入れずに、ほぼトレーニングモードで走った感じです。150~170Wくらいで走ってました。
あと総休憩時間はコンビニ4回で1時間くらいでした。
参考までにそれぞれの地点間の時間と時速を書いておきますね。
(走行時間には休憩時間は含んでいません。あと走行距離は200キロもなくて190キロでした。)
堅田駅~瀬田唐橋(スタート~21キロ地点/190キロ)
始発電車に乗って堅田駅についたのが6:15。自転車を組み立て、帰りの着替えや輪行バックなどは駅のコインロッカーへ。
駅前のトイレで用を足し、出発は6:30ジャスト。
県道558号線を大津方面へ走り出します。
休日の6時台ということもあって、走っている車はまばら。市街地なので多少信号は多いですが、風もほとんどなく、快調にとばせます。
大津プリンスホテル手前あたりから、コースは右に左に曲がりますが、地面に書かれている案内通りに走れば大丈夫。
琵琶湖最南端の瀬田唐橋まではあっという間。
出発から45分で到着。時速は29キロ/hとまずまずのスタートです。
瀬田唐橋~琵琶湖大橋(~40キロ地点/190キロ)
瀬田大橋から琵琶湖大橋への道は、県道559号線。
トラックなど大型車が少し増えますが、でもまだ7時台なのでそこまで怖い感じはなし。
市街地から離れ、信号待ちもなく、風もほとんどないので超快適。自然とペースが上がりそうになるので、押さえつつ走ります。
あっという間に琵琶湖大橋へ到着。瀬田大橋からは35分。この間の時速は33キロ/h。
琵琶湖大橋~彦根(~80キロ地点/190キロ)
定番の「BIWAKO」のモニュメントで記念撮影をしてから、次は彦根を目指します。
ここからは少し交通量が減る感じ。少し琵琶湖から離れたり、短いアップダウンがあったりと多少の変化はありますが、そこまで風景が変わる訳でもなく、徐々にこの風景に飽きてきている自分がいます。
途中のコンビニで1回目の休憩を入れ、栄養補給で気分を変えます。
琵琶湖大橋から彦根城までは1時間20分。時速31キロ/hと、スタート地点からの平均時速も30キロ/hを超えてきました。
彦根~木之本(~110キロ地点/190キロ)
彦根からは県道2号線をひたすら北上します。
長浜を過ぎるとコンビニがしばらくないので、トイレと水分補給で小休止。徐々に気温が上がってきたのと、
まだ半分か・・・(;^_^A
というメンタル面から、徐々にツラく感じてきます。
長浜をすぎれば交通量はさらに減って、左手に琵琶湖を眺めつつ、ひたすら北上するのみ。
彦根から木之本までは1時間ほど。この間の時速は30キロ/h。スタートからの平均時速も30キロ/h以上をなんとか保てています。
木之本~白髭神社(~160キロ地点/190キロ)
ここから琵琶イチ唯一の山岳ポイントに突入していきます。
短いヒルクライムなので普段ならなんともないのに、ここまでの平坦区間で知らずしらずに足を使っていたようで、そこそこツラい。 なんとか登り切ってトンネルを超えたところが今回の最高地点。琵琶湖が綺麗に見えています。
お腹もすいてきたし、疲労も溜まってきたので、坂を下ったところにあるローソンでお昼ご飯に。 カップヌードルにおにぎりといった炭水化物を胃におさめ、白髭神社を目指します。
今回の琵琶イチで、この区間が一番キツかったです。 微妙にアップダウンはあるし、向かい風にもなったので、なかなかペースが上がらない。 景色は単調だし、琵琶湖も見飽きたし。。。
綺麗な景色なんだけど、なんだかずっと一緒なのよねェ~
この区間の平均時速は27キロ/hで、スタート地点からの平均時速もついに30キロ/h台を下回ってしまいます。 木之本から白髭神社までは1時間50分。
白髭神社~堅田駅(160キロ~ゴールまで)
白髭神社付近からは道が複雑に。
地面に書いてある案内表示を見ながら走っているのに、ところどころで迷っちゃいました。
それに交通量が一気に増えて、渋滞になっているところもチラホラと。
ただこの辺までくるとゴールも近いので、前の区間よりもちょっと元気になってきたかな。
白髭神社からは約1時間でゴールの堅田駅に戻ってきました。
この区間は、信号待ちと道迷いと疲労で平均時速は23キロ/hと急ブレーキでした。
走行データ
- 最高気温22度。晴れ。
- 西 or 北西の風 2~3m。
- 走行時間6時間30分。
- 休憩約1時間。
- 平均時速28.6キロ。
- TSSは284でした。
ここは注意した方がいいかも・・・
実際に走ってみて、ここは気を付けた方がいいかもって感じたポイントをいくつか。
天気予報は要チェックです!
気温、風とも条件的に良かったので、そこまで疲労困憊にならずに戻ってこれました。
ただ最高気温が25度を超えたり、風が5m以上とかだと、疲労感は全然違ったものになったと思います。
琵琶イチを楽しく走り切るためにも、天気予報のチェックは必須ですね。
ルート表示はしっかりあるけど
琵琶イチのルート表示は地面にちゃんと書いてあるので、それを見落とさずに走れば道に迷うことはないと思います。ただ距離が長いのと疲労から、ついつい見落としちゃうんですよねェ~。
特に見落としがちなのは、大津プリンスホテル前後と白髭神社の前後。
まあ、左手に琵琶湖を見ながら進めば何とかなるのだけど、標識をしっかり確認しながら走りましょう。
それに時計回りは表示がないので、初めての人は反時計回りで走りましょう。
長浜~木之本~白髭神社の間はコンビニが少ない
長浜~木之本~白髭神社の間はコンビニなど、補給できるところが少ないですので、事前にどこにコンビニがあるかは、頭に入れておいた方が良いと思います。
まとめ
今回はフル琵琶イチを走ってきましたというお話でした。
気温もそれほど高くなくて、風もあまりない日を選んで走ったので、日の高いうちに1周できました。
ただ気温が高いとか風がある日だと、もう2~3時間余分にかかるので、日の短い季節だと暗くなってしまうかもしれません。
なので、条件の悪い日でも頑張って走りたいとか(風のある日は絶対に走りたくないですが・・)、「コンビニ休憩だけじゃイヤ、もうちょっと観光もしたいし」とか言う人は、春先の日が伸びてきたタイミングの方が、余裕を持って走れるかもしれません。
あまり変化がなくて、飽きちゃう人もいるかもしれませんが、走り切った時の充実感は高いですよ。 まだ走ったことのない人は、「琵琶イチ」、一度トライしてみてはいかがでしょう。
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