パイオニア ペダリングモニター。使ってわかったスゴイ機能。

ロードバイク
パイオニアのおにぎり

こんにちは、ロタケです。

 

パイオニアのペダリングモニターを購入して、1ヶ月が経ちました。

私の場合は、クランクがパイオニアのペダリングモニターに対応していなかったので、クランクとBBも合わせて交換する必要があり、他のメーカーのパワーメーターと比べても、価格的には一番「お高い」パワーメーターになりました。

しかも安い買い物じゃないので最後まで本当に迷いましたが、1ヶ月実際に使ってみて、パイオニアのペダリングモニターにしておいて、本当に良かったと思っています。

私と同じように色々なメーカーで迷っている方に、パイオニアのペダリングモニターを実際に使ってみた感想をお伝えできればと思います。

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あのベクトルって本当に必要か?

 

このベクトル表示が本当に必要なの?

 

パイオニアのペダリングモニターを買おうかどうかで迷っている人は、まず

「あのベクトルが本当に必要なのか?」

という点で迷うんじゃないでしょうか。

パワーメーターではワット数だけわかればいいと考えている人も多いと思いますが、実際に使ってみて私が感じたのは、初心者にこそ、あの矢印が必要じゃないかと考えるようになりました。

 

「思った以上に下死点で踏んでいることに気付かせてくれる」

皆さんも同じだと思いますが、ペダリング効率ってあげたいですよね。私も下死点で下に踏まないことを自分なりにずっと意識をしてきました。自転車のスクールにも通って、チェックもしてもらっていたので、ある程度できていると思っていたんですよね。

で、実際にパイオニアのペダリングモニターを装着して、例のベクトルを見ると、6時の位置で下方向へ立派な矢印がでているじゃありませんか。 1年近く、「下死点では踏み込まない」ということについては、それなりに意識して取り組んできたつもりでしたが、自分でできていると思っても、まったくといっていいほどできていませんでした。

最初の頃。6時位置で下方向にベクトルが・・・。ペダリング効率34%・・・。

「下死点で踏み込まない」というのは意識するだけではできません。それを矢印がしっかり教えてくれます。

「どうすれば下死点で踏まないようにするのかが視覚でわかる」

下死点で踏んでいるということが分かるだけでは当然だめで、どうすれば下死点で力を抜けるのかを実際にペダリングしながら理解する必要があると思います。そういう意味でも、モニターを見ながら、リアルタイムに矯正ができるのは魅力だと思います。

実際にやってみると、矢印を消す(下死点で踏まない)には、かなりコツがいりますので、パイオニアのペダリングモニター以外では下死点で力を抜くことを習得するのは難しかったと思います。

走っている最中に矢印が確認できるので、リアルタイムで力の入れ方を調整できます。

トレーニングアシスト機能は必要か?

パイオニアのペダリングモニターのもう一つの特徴として、トレーニングアシスト機能というものがあります。

パワーメーターがデータ計測機器からプライベートコーチとも言える存在に

という謳い文句で、これも他のメーカーにはない特徴ですよね。

正直私はこの機能にはそれほど期待していませんでした。「自分でメニューを作って、自分で時間を測りながら、好きなワット数でトレーニングすればいいじゃん」と思っていたのです。

ただ実際につかってみると、これが実に使い勝手が良くて、謳い文句通りの「プライベートコーチ」になってくれるんです。

 

「ラップボタンを押さなくていい」

ソリアやタバタなどのインターバルトレーニングの時に、その都度ラップボタンを押す必要がありません。

例えば、最初にアップ10分、300W1分+レスト1分を10回、ダウン5分とセットしておくと、時間が来ると自動的にラップボタンが押されます。 負荷が強くなればなるほど、ラップボタンなんか押していられないですよね。設定も簡単だし、この機能、超お気に入りです。

 

「インターバルの回数を数えなくていい」

最初にトレーニングメニューを決めておいて、画面の指示通りにペダルを回すだけでトレーニングができます。「次は何ワットで何分?」とか、「これって何本目だったっけ?」なんてことは気にする必要はありません。

次のメニューの開始5秒前に、画面に「300W・1m」とかの表示が出でるので、それにあわせてペダルを回すだけ。当然、予定本数が終わると自動的に終了してくれるので、本数も数える必要はありません。区切りのタイミングでは、「ピィッ!」と音もなりますので、画面を見落とすこともありません。

 

「適正な強度を指定してくれる」

例えば色々なメニューの中から、20分をFTPペースで5分のレストを挟んで2本行うといったメニュー(メディオ)を実施する場合、入力したFTPや体重をもとに、アップの時間、20分の目標ワット数、ダウンの時間が自動的にセットされます。

つまり、メニューを選ぶだけで、最適な強度、時間を決めてくれるんです。 当然、目標ワット数や本数を変更したりもできるので、設定は自由自在なのですが、おまかせでも十分に鍛えられると思います。

あと、「何のためのトレーニングなのか」「実際のレースではどういう場面で必要になるのか」などの解説もあるので、より鍛えたいところにフォーカスして、頑張れると思います。

 

「サボれない。楽できない。」

私は意思が弱い方なので、このペダリングモニターを買うまでは、

「今日は15分心拍150以上キープを3本するぞ」

と意気込んでスタートしても、途中の苦しさに負け、「今日はこのくらいで勘弁してやるか!」と心の中でつぶやいて、急きょ1本減らしたりなんてことがしょっちゅうだったんです。

ただこのペダリングモニターだと、次のワークアウトが淡々と指示されるので、やめる隙がないんです。 しかもトレーニングが終わった後にも、その結果がちゃんと表示されるので、途中でやめるとそれがそのまま表示されて、ちょっと屈辱なんですよ。

人にもよると思いますが、私にとってはパイオニアのペダリングモニターを買った一番の効果はこれかもしれません・・・。

 

まとめ

使用期間1ヶ月でわかったパイオニア ペダリングモニターの良い点、いかがでしたでしょうか?

あの「ベクトル」「トレーニングアシスト機能」も思った以上に役立っていて、高い買い物でしたけどパイオニアにして良かったと思います。

何をポイントに購入を決断するのかは人それぞれだと思いますが、「ペダリングの改善」と「トレーニングの充実」という両面において確実に力を発揮するパイオニアのペダリングモニターは、本当におすすめだと思います。

自分のペダリングは、自分で思っているよりヒドイです。ほんの5分跨っただけでも、自分のペダリングのダメなところに気付けますので、まずは体験会などに参加してみてはいかがでしょうか?

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