淡路島を1周する「淡イチ」。琵琶イチやったら、次はこれだな。。

ロードバイク

こんにちは、ロタケです。

会社の転勤で20年ぶりに関西に出戻った私。関西のロードバイク事情もよくわからないし、コロナもあってレースもない。目標もなく気力もわかず、気が付けばCTLはどん底の20台。

このままではイカンと一念発起し、最初の目標に選んだのが、前回記事の琵琶イチ。

琵琶イチ。やっぱ関西にきたなら一度はやっとくか。
関西にきたなら「琵琶イチ」は走っておかなきゃということで、さっそく走りに行ってきました。どのくらいの時間で走れるの?強度は?注意するポイントは?などなど、書いてみたいと思います。

3ヶ月かけてからだを鍛え、無事に琵琶イチを走り終えたらつい欲が出て、ついでに「淡イチ」も行っときますかと。

1周150キロの「淡イチ」。11月初旬の風のない日を選んで、さっそく走りに行ってきました。

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淡イチ

兵庫県は淡路島を1周する「淡イチ(アワイチ)」。距離は約150キロで、獲得標高は1,055m。そこそこハードなルートです。

淡路島サイクルツーリズム

ルート概要

島の外周をぐるっと回るルートですが、島の北半分は平坦路で、南半分はアップダウンが続く道になっており、変化に飛んだルートになっています。

距離的には150キロなので、そこそこ走ってるチャリダーなら1日で十分回ってこれますが、 明石大橋やうず潮で有名な鳴門海峡といった観光名所も多く、海の幸も豊富なので、色々と寄り道しながら1泊2日でゆっくり走るのもいいかもしれません。

基本は時計回り

琵琶イチは「反」時計回りだけど、淡イチは時計回りが基本です。 ルート表示も時計回りにしか表示されていないので、初めての人は時計回りじゃないと迷っちゃうと思います。

あと、反時計回りだと道路を挟んで海を眺める感じになって、景色的にイマイチ。
時計回りだと左手すぐに海を眺めながら走れるので、気持ち良さも数段上。
最初は迷わず時計回りをチョイスしましょう。

スタート地点は岩屋をチョイス

本州方面からアクセスするなら、スタート地点は淡路島最北端の岩屋が便利です。車利用の人も、フェリー利用の人も、この岩屋をスタート地点にする人が多いみたいです。
私は今回車利用でしたが、明石大橋を渡ってすぐだったので、アクセスは非常に楽でした。

ちなみに駐車場は「岩屋ポートビル駐車場」を利用。立地も良くて、24時間営業・年中無休。1日とめても500円とリーズナブルで、ちょうど良かったです。

走ってみた

実際に走ったのは11/6の土曜日。
最高気温が18度前後で、風の強くない日を選びました。

ちなみに単独走で、1回の休憩時間は20分くらいで、だいたい1時間30分走って、休憩を入れるという感じ。体重の2倍のワット数のちょっと上、150~170Wくらいで走ってました。

参考までにそれぞれの地点間の時間と平均時速を書いておきますね。
あと走行時間には、休憩時間は含んでいません。

岩屋スタート~洲本(~32キロ/150キロ)

自宅からは車を運転して約1時間。
まだ暗い5:30にスタート地点の「岩屋ポートビル駐車場」へ到着。

すでに駐車場には他のチャリダーが2~3名いらっしゃいます。

車をとめた岩屋ポートビル駐車場。かなり年季が入っています。

車の中で朝食のおにぎりを食し、自転車を組み立て、駐車場の古~いトイレで用をたして、スタートは6:00ジャスト。

薄っすらと白み始めた中、走り始めます。気温は13度くらい。ギリ半袖、ビブショーツで行ける感じ。

風もなく、車もほとんど走っておらず、そこまで信号も多くないので、快適に飛ばせます。 巨大な観音様(今はもう解体されてるのかな?)が見える辺りで日の出となりました。

観音様。もう解体されてるかな?

海の向こう、大阪方面から日の出です。

途中で「AWAJI」のモニュメントで記念撮影をしようと思って、探しながら走っていたのだけど、気づかぬまま通り過ぎてしまった・・・(´;ω;`)ウゥゥ

洲本には1時間10分で到着。
この区間の獲得標高は77mとほぼ平坦で、平均時速は28キロ/hでした。

洲本~道の駅福良(~78キロ地点/150キロ)

洲本の温泉街を抜けて少し走ると、街並みが消えて一気にのんびりとした雰囲気に。

道は海沿いを離れ山の中へ。ついに山岳区間に突入します。

ただヒルクライムに慣れている方からすると、そこまで急な斜度ではなく、距離も長くはないと思います。
足もまだまだフレッシュですが、ここで無理をすると後半に響きそうなので、息が少し上がる程度で抑えながら登ります。

海からだいぶ登ってきました

山から下りると車がほとんど走っていない海沿いの道へ。
ここは風が強い時は道路に波しぶきがかかるくらい海が近いのですが、今日は波も穏やかで本当に気持ちよく走れました。

この海沿いの道が気持ちよかったです

短めのヒルクライムをさらに2本ほどこなせば、道の駅福良に到着です。

道の駅福良。お食事処、お土産屋さんがあります。

洲本からは約2時間。
この区間の獲得標高は460mで、平均時速は24キロ/hでした。

道の駅福良~都志川(~115キロ地点/150キロ)

道の駅福良で少し休憩して、鳴門大橋に向かいます。
もうヒルクライムは終わったと思っていたのに、ここ意外に登ります。

登りが終われば鳴門大橋がばっちり見える「道の駅うずしお」へはすぐ。

「道の駅うずしお」からの鳴門海峡。遠くにうず潮も。

この道の駅うずしおでは「あわじ島オニオンビーフバーガー」が有名だそう。
お店には行列ができていましたが、全国ご当地バーガーグランプリで1位を獲得したとの垂れ幕を見て、思わず列に並びます。

まだ朝早いのに並んでました。

淡路島産のタマネギが使われているのですが、そのタマネギがかなり甘くて、そこにソースがイイ感じでマッチしていてマジでうまかったです。しかもボリュームもあるので、満足感高いです。

一番人気の「あわじ島オニオンビーフバーガー」。淡路島産のたまねぎが甘くてうまいです!

道の駅うずしおからはいよいよ後半戦に突入。

おなかもいっぱいで、北からの向かい風も吹き始めて、なかなかペースもあがりません。
微妙なアップダウンがあるのと、気温も上がってきて、このあたりが一番キツかった印象です。

道の駅福良から都志川までは1時間30分。
この区間の獲得標高は403mで、そこそこアップダウンがあります。 平均時速は23キロ/hでした。

都志川~岩屋(115キロ~ゴールまで)

都志川からは海沿いの道を走ったり、ちょっとした街並みを抜けてみたりで、色々と風景が変わって楽しかったです。

ゴールも近づいてきて少し余裕も出てきたので、途中、いい匂いにつられ、淡路島名物の穴子焼きのお店「魚増鮮魚店」へ。
この「魚増鮮魚店」、結構有名なお店みたいで、お店の前に行列ができています。

お店からは穴子を焼くいいニオイが・・・

基本的には魚屋さんなんだけど、穴子を頼むと店横のプレハブみたいなところですぐに炭焼きにしてくれて、 それをお店の前で、立ったままでムシャムシャいただくというスタイル。

焼きたて穴子、いただきます!

焼きたての炭焼きの穴子って、マズいはずがないですよね。一瞬で食べ終わってしまいます。 そこそこいい値段するんだけど、おすすめですよ。

穴子を食べて元気になれば、ゴールの岩屋もすぐそこ。

震災の断層記念館の看板をすぎて、巨大なキティちゃんが乗るお店をすぎれば明石大橋が目の前に。

明石海峡大橋まで戻ってきました。

ゴールの岩屋には都志川から1時間20分ほどで到着。
この区間の獲得標高は114mで、平均時速は28キロ/hでした。

走行データ

最高気温18度、晴れ時々曇り、北東の風 2~3mと、自転車で走るには絶好のコンディション。
走行時間5時間55分。休憩約1時間20分。

朝の6時に出発して、13時過ぎには岩屋に戻ってこれました。
平均時速は25キロ。獲得標高は1,055m。TSSは280でした。

ここは注意した方がいいかも・・・

実際に走ってみて、ここは気を付けた方がいいかもって感じたポイントをいくつか。

天気予報は要チェックです!

気温は20度よりも下まわっている方が走りやすいと思いますが、秋・冬の淡路島は北からの風が強い日が多いです。
風速が5~10m/sくらいの日もそこそこあるので、そんな日に当たると、とんでもなくツラい思いをするだろうことは容易に想像がつきます。。

淡イチを楽しく走るには、気温は低めで、風が弱い日をチョイスするのが絶対条件だと思います。

私

自分をいじめたい「M」の人はどうぞご自由に。。

初めての人は時計回りで

この標識通りに走れば大丈夫。ただ目立たない色なので、見落としに注意!

岩屋からの走行距離の表示もあります

ルート表示はそこそこしっかりありますので、そこまで道迷いの心配はありません。
ただ時計回りにしか表示はないので、初心者の方は時計回りが無難です。

獲得標高は1,000m

獲得標高が1,000mあります。
普段から自転車に乗り慣れているチャリダーなら問題ないレベルだと思いますが、たまにしか乗らないような方には厳しいコースです。

1泊2日も視野に入れて、コース計画を立てましょう。

まとめ

この「淡イチ」を走る2週間前に「琵琶」イチを走ったのですが、楽しさは間違いなく今回の「淡イチ」が上

瀬戸内海の広がりや海の向こうに見える大阪の街並みは、琵琶湖のそれよりもやっぱりスケールがデカい。

ルートも海沿いの道から山岳ルートまでバリエーションが豊富で飽きが来ないし、明石大橋や鳴門のうずしおといった観光名所や、お食事処も充実しています。
さらには温泉街もあるので、宿泊しても楽しそう

トレーニングがてらに走るも良し、観光しながら走るのも良し。 なかなか懐の深いルートに仕上がってます。

まだ「淡イチ」走ってないなら、一度走ってみてはいかがでしょう。

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