こんにちは、ロタケです。
この度ロードバイクで転倒しました(T_T)
これまでも立ちゴケと、3本ローラー中に転倒したことはありました。ただ2回とも時速0キロでの転倒だったので、心の痛みはあっても、カラダの痛みはありませんでした。
今回は時速55キロで走行中の転倒で、からだ、バイクとも怪我を負いました。
状況的には、三浦半島を1周して、あと5分で自宅に到着するというところ。300mほどの下り坂が続く片側2車線道路です。車があまり走っていないのでいつも勢いよく下る道ですが、急に前輪に衝撃が来て、その衝撃で左手がハンドルからすっぽ抜けて、左肩から地面に投げ出されました。時速55キロと、かなりスピードが出ている中での転倒でしたが、幸いにも骨折はしておらず、擦過傷だけでした。
本人に怪我がない時は、ロードバイクが痛むことが多いらしいのですが、ロードバイクの方も軽傷で、前輪に振れが出たのと、ブレーキレバー、シフトレバーが削れた程度でした。
趣味でロードバイクに乗る上で、一般道での転倒はあってはならないと思っています。家族にも心配をかけることになりますし、仕事に影響がでてしまうこともあります。打ち所が悪かったり、後続の車に巻き込まれたりすれば、怪我では済まないことも考えられます。
落車から1週間。どうすれば落車しないでロードバイクを楽しめるのか、少しまじめに考えてみました。
なぜ転んだのか?
転んだあと、少し気持ちが落ち着いてから、どの地点で衝撃がきたのか、アスファルトの状態を確認に行きました。
片側2車線の左車線。そのレーンを通る車の左タイヤが通る付近にマンホールがあり、その手前のアスファルトが5cmほどへこんでいました。見た目はそこまでへこんでいる感じはないのですが、後日同じ場所を車で走ったところ、左のタイヤに「ゴンッ!」と衝撃が走りました。サスペンションのある自動車でも結構衝撃がきたので、自転車で冷や汗をかいた人は私以外にもたくさんいるのかもしれません。
自宅に帰ってからパイオニアのペダリングモニターで、落車した地点のデータを見てみると、時速55キロでそのくぼみに突っ込んだということが分かりました。よく軽傷ですんだものですが、この転倒を次回に活かすべく、なぜ今回は落車してしまったのか、その原因を振り返りたいと思います。
「日陰で段差を見落とした」
道路の横には高架道路が走っており、ちょうど走っていた時刻は太陽が高架に隠れて日陰だったので、道路状況が見にくくアスファルトのへこみを見落としたのだと思います。夕方など朝早くなど、時間帯によっても同じように見えにくいですよね。
ロードバイクに乗るときはオークリーのPrizmレンズのサングラスをかけているので路面状況は見やすくなっていると思うのですが、過信してはダメですね。
「油断していた」
<慣れた道だった>
普段から良く通る道で、今まではそのくぼみがある場所を偶然にも避けて走れていたのだと思います。やはり慣れた道でも油断は大敵だということと、もっと路面の状況を注意深く見て、普段から危険地帯は頭に叩き込んでおく必要があったのだと思います。
<家まであと5分だった>
この日は三浦半島を一周して、あと5分で自宅というところでした。「今日も安全に帰ってこられた」と、心の中で一安心していたところでした。遠足じゃないですけど、帰り着くまで油断しちゃダメですね。
「スピードを出し過ぎていた」
スピードが出るってロードバイクの魅力の一つですよね。大昔、オートバイに乗っていたようなスピード狂の私にはたまらない魅力です。
ただロードバイクにはサスペンションも、太いタイヤも強力なブレーキもありません。同じスピードでもオートバイより格段にリスクは高いということを認識して、スピードをコントロールしないといけなかったということだと思います。
転びそうな場所ってどんなところか?
ロードバイクで転びそうなシチュエーションって色々ありますよね。まずはどんなところに危険が潜んでいるのか、もう一度確認していきましょう。
「縁石の段差」
歩道に上がる時の縁石の段差って、ママチャリの様な太いタイヤだと斜めから侵入しても乗り越えられる場合が多いので、同じ感覚で段差をクリアしようとすると乗り越えられずに転倒ってケースがありますよね。
縁石の段差に対して、なるべく垂直に進入するか、タイヤを浮かして乗り越えましょう。
「道路と路肩との境目」
道路と路肩の境目って曲者ですよね。ロードバイクで走っているとどうしても道路と路肩の境目を跨ぐ必要が出てきますよね。たいていの境目は問題ないのですが、たまに高さが違うときや、境目が少しへこんでいたりしていて、タイヤが取られることがありますよね。
普段からなるべく境目は走らないように、少し車線よりを走るしかないんでしょうね。
「グレーチング」
路肩にあるコレです。
このグレーチングって色々と形があるんですよね。たまにタイヤがハマるほどの隙間があいているものがあるので、油断はできません。また雨の日は滑るのでさらに要注意ですね。
「砂」
カーブの外側に砂や小石が溜まっていることって多いですよね。砂のない部分でブレーキをかけてスピードを落とすのが基本ですが、間に合わなかった場合のフロントブレーキは簡単にロックするので繊細な操作が必要です。なるべく車体を起こしてブレーキをかけずに乗り切るのが正解だと思います。
「マンホール」
雨の日のマンホールは強敵ですよね。「なんでこんなカーブの途中に?」と思うような危険な場所にも設置されていたりします。
マンホールは避けるに越したことはないですが、自転車は目線の方向に進んでしまいますので、マンホールが危険だからといってマンホールを見ると、マンホール目がけて自転車は進みます。マンホールを見ずに、進みたい方向へ目線を向けるようにしましょう。
「白線」
これも雨の日には要注意ですよね。乾いている時は無視できるんですけど、濡れていると微妙に滑りやすいですよね。路面が濡れている時は、いつもよりもスピードを落として、慎重に走るしかないと思います。
「道路のデコボコによる衝撃」
今回私が落車したのが、この路面の凹凸によるものです。アスファルトがはがれていたり、穴があいていたり見た目に分かり易いといいのですが、微妙にへこんでいたり、盛り上がっていたりするとなかなか見分けがつかない場合もあると思います。スピードが出ている時にそういうところを通ると衝撃で手がハンドルから外れそうになって、冷や汗をかいた人も多いのではないでしょうか。
対策としては慎重に路面を見るしかないのでしょうけど・・・。
転ばないための5ヶ条
「今回はなぜ転んだのか?」「転びそうな場所はどんなところか?」ということを整理してきて、私なりの転ばないための5ヶ条をまとめてみました。
「1.知らない場所はゆっくり走る」
知らないところ、初めて走るところは何があるかわからないので、まずは慎重にゆっくり走ることが必要なのだと思います。初めてのところでも視界が開けたところや、車の少ないところなど、ついついスピードを出したくなりますよね?やはりこういうところで自重しないと、落車の可能性が高まるということだと思います。
「2.危険個所は頭に入れておく」
普段走り慣れているところは自然とあたまに入っていると思いますが、たまにしか走らないところでも、危ないところはしっかりと記憶に残しておくということが大事だと思います。まずは危ない場所に対する感度を上げておくことだと思いますが、普段から「ここは危なそうだな」という場所を率先して探しておくぐらいの気持ちが必要なのだと思います。
「3.8割のスピードで走る」
慣れている道でも、急に工事をしていたり、ペットボトルや空き缶が転がっていたり、なにが起こるかわかりません。どんな場合でも100%のスピードで走るのではなく、何かあっても対処できるように余裕を持ったスピードで走るべきなんだと思います。
「4.予測する」
予測するって難しいですけど重要ですよね。交差点で車が出てきそうとか、前の車が左折しそうとか、砂浜の近くのカーブなので砂が浮いていそうとか・・・。予測することで、いざそうなった時の対処が早くなって、格段に安全度があがります。想像力を働かして、色々と予測してみましょう。
「5.油断しない」
結局はこれなんでしょうね。これが一番難しいかもしれませんが・・・。今回、三浦半島100キロを走りきって、走りなれたところまで帰ってきて、最後の1キロで転びました。完全に「今日も事故なく帰ってこれた」「昼食は何にしようかな」なんてことを考えながら走っていました。
家につくまでは気を緩めない。最後まで油断しない。肝に銘じたいと思います。
まとめ
救護体制の整ったレースやサーキットなどでは致し方ない部分もありますが、一般道での転倒は危険度が跳ね上がるため絶対に避けたいところです。昔から自転車で砂の上を走り回ったり、オートバイで峠を責めたりしていたので、ある程度運転には自信があったんですけど、まったく役に立ちませんでした。
今回、2度と転倒しないために、「どうすれば転ばないか」ということをもう一度見つめなおしてみました。健康なからだがあってのロードバイクです。皆さんも「転ばず、怪我せず」に楽しく安全にロードバイク生活を謳歌するために、自分のライドを見直してみてはいかがでしょうか?
ちなみに私の住んでいる横浜市戸塚区のHPを見たところ、
道路上に穴があいていたり、路肩が崩れているなど交通に支障があるときは、土木事務所にご連絡ください。
と記載されていました。
行政がどこまで対応してくれるのかはわかりませんが、もし危険個所があれば皆さんも積極的に地元の役所に連絡してみてはいかがでしょうか?
日本の道路事情ってロードバイク乗りから見るとまだまだ整備が遅れていますよね。ちょっと大げさかもしれませんが、ローディー一人一人が行政に働きかけることで、少しでも安全で走りやすい道にしていきたいですね。
次回は転倒した時の対処法や擦過傷のケアの仕方などについてお話しできればと思います。
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