パイオニア パワーメーターをつけて初めてのヤビツ峠。はたして効果はあったのか?!

ロードバイク

こんにちは、ロタケです。

 

パイオニアのペダリングモニターをつけたのが、昨年の12月末。風邪を引いたり、雪が降ったり、時速55キロで落車をしたりしていたので、折角パワーメーターをつけたのに、ヤビツ峠には行っていませんでした。

先週の日曜日。気温20度オーバーのライド日和に、ついに行ってきました。今年初のヤビツ峠!

パイオニアペダリングモニター、アルテグラのクランクとWISHBOANのBB。 しめて20万円の投資ではたして何分短縮できるのか?!こうご期待!

パイオニアペダリングモニター

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ヤビツ峠とは

ヤビツ峠とは、東京、神奈川のローディにとって、ヒルクライムの練習といえば真っ先に思いつく場所じゃないでしょうか?丹沢山系にあるヤビツ峠は大山や塔ノ岳登山の起点にもなるので、登山をする人でご存知の方も多いと思います。

246号線の名古木(ながぬき)の交差点にあるセブンイレブンからヤビツ峠まで、距離11.7キロ、高低差659m、平均勾配5.6%の道になります。

50分を切れば初心者から、40分を切れば中級者から卒業できるらしいです。

また、ヤビツ峠のタイムを2倍したタイムが、富士ヒルのタイムの目安になるそうです。私もヤビツ47分台で富士ヒル95分でしたので、ほぼ2倍は正解のようです。

このコースでタイムを出すためには、前半の蓑毛バス停手前の急坂でいかに足を温存して、そのあとの緩斜面ゾーンでスピードに乗せられるかがポイントだと一般的に言われています。

ここがゴール地点

 

私のヤビツ峠のタイム

私の初ヤビツは50分26秒で、昨年は16本ほど登っているようです。ベストタイムは45分31秒。このベストタイムを出したのが11月12日。そのあともベストタイムを更新すべく、11月はあと2本登っていますが、ともにベストタイムにはわずかに及ばず。12月にも1本登っていますが46分台中頃と逆にタイムを落としてしまい、正直伸び悩みの状態でした。

むやみに突っ込んでいるわけではなくて、ちゃんと考えて、前半は押さえて入るんです。でも蓑毛バス停を通過するころには、息も絶え絶え、足も終了となってしまって、そのあとの緩斜面でスピードに乗せるなんて、そんな余裕はまったくありません。

これ以上、どう走ったらタイムは伸びるんだろう・・・?と悩んだ末に、金で解決する道を選び、嫁との難しい交渉の末、何とかゲットしたのが「パイオニアのペダリングモニター」。

12月末に装着以来、年末年始の帰省、その後の風邪と大雪と落車でヤビツ峠が遠のいていて、その実力を測りかねていました。

でも先週末、行ってきましたよ。今年初のヤビツ峠。

風邪や落車で普段の練習もとぎれとぎれだったので、FTPが劇的に上がっているとも思えません。
ですので純粋にパワーメーターを使えば速く走れるようになるのか?その答えがわかると思います。

結果はこちら。

 

パワーメーター 装着後の私のヤビツ峠のタイム

見えますか??移動タイム43分13秒!!

これまでのベストタイムが45分31秒なので、2分18秒もベストタイムを短縮したんです。

率にすると約5%のタイム短縮です。凄くないです?(ちなみに2つ目の信号と菜の花台手前の工事に引っかかって、トータル1分ほど止まってます)

 

(20万円の投資で2分18秒のタイム短縮。1秒短縮するのにかかる費用は1,500円。嫁にはまったく理解されないでしょうが、私は最高の投資だったと心から思っております・・・)

 

 

ここまで縮まるとは思っていなかったので、マジ笑いがとまりません。

これで富士ヒルのブロンズも近づいてきたってもんですよ!

富士ヒルまであと3ヶ月。もっと使いこなせたらシルバーも夢じゃない!!

 

・・・すいません。嬉しすぎてちょっと調子に乗ってしまいました。。。

 

 

今までと何が違ったのか?

そこで、なぜこんなタイムが出たのかを自分なりに分析してみました。

「緩斜面で踏めていなかった」

今までタイムが出なかったのは、「緩斜面で踏めていなかった」。ただこれに尽きます。

急斜面では無理をせず、緩斜面で頑張る。理屈ではわかっていて、これまでも自分なりにはやっていたんですよ。

今回はFTPの245Wの少し上、250Wをキープして登っていこうと思っていたんですが、セブンイレブンから最初の信号までの急斜面では、どちらかというと今までと同じ感覚で登れたと思います。

一つ目の信号の手前から緩斜面になってくるので、いつも通り意識的に頑張って踏み込んでいきます。しかしモニターを見ると、踏み込んでいるのに200Wを下回るようになりました。

2つ目の信号のあとの緩斜面区間でも、踏んでいるつもりでも、250Wをキープできません。

ようは緩斜面区間で自分が踏んでいると思っているほど、パワーは出ていないということです。

蓑毛バス停から上ではさらにわかりやすかったです。

緩斜面と急斜面が交互に出て来る区間ですが、急斜面では250Wをキープできているのに、緩斜面になると踏んでいるのに250Wをキープできません。思っているよりも、もう1段か2段、ギアを重くしないと250Wがキープできないんです。

ギアを重くして250Wをキープするのは、「緩斜面になってもずっと急斜面を登っている感じ」ですごくキツイですが、これが出来ていなかったんですね。

今までも急斜面で無理しないということは、できていたと思います。

ただ緩斜面になってから、自分では頑張って踏んでいるつもりでも、無意識のうちに休んでしまっているということなんでしょうね。

これは、パワーメーターがなかったら正直、気付けないと思います。

「戦う気持ちが最後まで持続する」

今回も前半戦の蓑毛のバス停の急斜面を過ぎたところで、すでにかなりキツイ感じになっていました。

蓑毛バス停のあとの緩斜面区間でも250Wをキープしようとすると、いつもよりかなり苦しくて、「もう無理っ!」て感じになるんですが、
FTPで走り続けているだけなので、

「ここでタレルわけがない。250Wは最後まで維持できる!!」

って思えたんですよね。

自分で

「今日はかなりツライかも」

と思っても、パワーメーターが

「このパワーならまだまだ余裕でしょ」

って冷静に言ってくれる感じ。

メンタルが安定するというか、弱い自分を出させないというか、自信を持って最後まで戦える感じになるんです。
(サボっているのが数字ですぐにわかるので、サボれないとも言えるかも・・・。本当にキツかったです。。。)

 

まとめ

速くなるために、心肺機能と筋力を鍛えるというのが王道でしょうが、金で速さを買うってことも、ロードバイクの世界ではありですよね。

私は、パワーメーターで5%速く走れるようになりました。
もっとスムーズにFTPをキープできるようになれば、さらに速く走れるようになると思います。

金で速さは買えます!!

あなたも、パワーメーター、つけてみませんか??

さりげなくパイオニアの「おにぎり」がついているのがわかります?

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