こんにちは、ロタケです。
三浦半島1周って、神奈川県のチャリダーにとっては、ちょうどいいトレーニングルートですよね。一周約100キロと切りがいいですし、意外にアップダウンが多くて強度も高くなりますし。
私は今年のトレーニングテーマに「距離を乗る!」と掲げたので、最近は週末ごとに三浦半島を回っております。何回走っても翌日にはカラダがバキバキになってしまうのは、まだまだ修行が足りないんでしょうね。
そんな三浦半島1周ですが、ただ走りすぎるだけだと面白くないので、ずっと気になっていた名所に立ち寄ってみました。どれもこれも小粒な感じは否めませんが、それなりに楽しめるライドになりました。
三浦半島名所めぐり
私、三浦半島を一周する時、基本反時計回りなんですよね。鎌倉、逗子、葉山の渋滞ゾーンを混雑が始まる前の早朝に抜けたいんですよ。しかも反時計回りで三浦半島を回ると、亜美ちゃん坂は下るだけ。心理的にも楽なんですよね。(「楽して速くなれるのか!!」というツッコミは甘んじて受けます。だってあの坂、辛いんですもん。)
今日はちょうど疲れの出てくる半島南部の久里浜から観音崎の名所を紹介したいと思います。
ペリー公園
あの黒船で来航したペリーが上陸して国書を日本側に引き渡したのが、この久里浜になります。
ペリーの来航を期に一気に明治維新へ向け動き出した、そんな記念の地に明治34年に記念碑が建てられたのが現在の「ペリー公園」の走り。現在はペリーの足跡が分かり易く展示されているペリー記念館も併設されています。
ちなみにこのペリーの記念碑に書かれている文字は、あの初代内閣総理大臣、伊藤博文が書いたもの。あと太平洋戦争の時に、憎しみの標的となって一度この記念碑が倒された経緯もあるそうですよ。
そんな歴史を知っていると、ちょっと感慨深いですよね。
ただ私、こんなところにペリー公園があるのを、何度も目の前の道を走っていたのに気付きませんでした。ここってちょうど海が見えるので、ついついそちらに目が行ってしまって、道を挟んで反対にある公園を見落としてしまうんですよね。
みなさんも歴史の転換点になったペリー上陸の地、「ペリー公園」に立ち寄ってみてはいかがでしょう。
浦賀の渡し船
浦賀の渡し船。自転車でも乗れるので、一度は乗ってみたいと思いつつも、
「ロードバイクなら5分なのに、わざわざお金出して船に乗る?」
「ビブタイツで観光客にまじって船に乗る勇気があるのか?!しかも一人で!」
なんてことを考えてしまって、ついつい乗りそびれていました。
でも勇気を出して、観光客の好奇の目にさらされながらも乗ってきましたよ。
料金は自転車50円、大人200円の合計250円。
乗客は、うら若い女性3人組と老夫婦と私。
なんでしょうね。ロードバイクに乗っていないと、急にこの恰好が恥ずかしく感じるのは・・・。
ただ、そんな恥ずかしさも一瞬で終わります。約3分の船旅です。
一瞬すぎて感動も何も湧いてこないのですが、「なんとなく海風が感じられて気持ち良かったかも・・・」という感想です。
でも帰ってから調べてみると、この「浦賀の渡し船」、今から300年近く前の1725年からあったそうです。地元では「ポンポン船」の愛称で親しまれていて、300年たった今でも地元の人の足としてちゃんと機能しているって、なんだかスゴイですよね。
ちなみに時刻表はありません。渡船が対岸にいるときは、呼び出しボタンを押しましょう。すぐに来てくれますよ。
ゴジラの足跡
続いては観音崎のたたら浜にある「ゴジラの足跡」。
観音崎と言えば灯台が有名で、「ゴジラの足跡」があるなんてことを知っている人は少ないんじゃないでしょうか?
この観音崎のたたら浜は初代ゴジラが初上陸した地点とのこと。(ちなみに東宝は上陸地点を特定していませんが・・・)
当初はたたら浜にゴジラの形をした滑り台を作っていたらしいのですが、それが風化で使えなくなったので、今は足跡だけが残っているんだそうです。
ちなみにこの「ゴジラの足跡」、とても”しょぼい”ので見つけるのに苦労します。特に雨上がりとかに行くと、ただの水たまりみたいになって、さっぱりわからないです。
宝探しだと思って、みなさんも探してみてください。
(私はどうしても見つけられなくて、駐車場のおじさんに聞きました。)
ちなみにこの近辺はゴジラに思い入れがあるのか、京急「浦賀駅」の接近メロディは「ゴジラのテーマ」です。
あとがき
神奈川のチャリダーで三浦半島に行ったことがない人って少ないんじゃないでしょうか?
三浦半島に行くと、どうしても亜美ちゃん坂でヒルクライムしたり、城ケ島の海の幸や、マーロウのプリン、関口牧場のソフトクリームといった有名どころに目が行きがちです。
今回は久里浜から観音崎の隠れた名所を紹介してみました。どれもこれも小粒な名所ですが、気分転換に一度寄ってみてはいかがでしょう?
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