こんにちは、ロタケです。
このブログに最初に書いたのは、「パワーメーターが欲しい」という話でした。
このブログに最初の記事は、「パワーメーターが欲しい」という話でした。シマノから新しく発売されたデュラエースのクランク一体型パワーメーター「FC-R9200-P」か、ガーミンのこれも新製品「Vector3」のどちらかが欲しいって内容の記事でした。
それから約2か月、ついに購入しました。
買ったのは、シマノでもガーミンでもなく、オニギリことパイオニアのペダリングモニターセンサー「SGY-PM910Z」とサイクルコンピューター「SGX-CA500」のセット。
なぜシマノとガーミンを欲しいと言っていたのに、この2ヶ月間で心変わりしたのか?パイオニアのパワーメーターに最終的に決めたポイントをお話ししたいと思います。
パイオニアが一番高くつく
私が乗っているスペシャライズドのターマックは、Praxisのクランクセットがついています。このPraxisのクランクセットがやっかいで、パイオニアのパワーメーターに対応していません。
そのためパイオニアのパワーメーターを導入しようとすると、クランクセットとBBを同時に交換する必要が出てくるんです。
シマノのアルテグラのクランクセットが26,000円。WISHBONEのBBが18,000円。パイオニアのパワーメーター(サイコン付)が135,000円なので、合計179,000円(税抜き)!!
シマノのが144,000円(ギア付き・税抜き)、ガーミンのVector3が128,000円(税抜き)なので、かなりの価格差になります。
ちなみにここで書いている金額は税抜なので、税込にするとほぼ20万円!!!ちょっと躊躇する金額ですよね。
それにもかかわらず、私が最終的にチョイスしたのはパイオニアのパワーメーターでした。
「なぜパイオニアにしたのか!?」
その結論に行く前に、まずは対抗馬であるシマノの「FC-R9200-P」とガーミンの「Vector3」の良い点と、残念な点から見ていきたいと思います。
シマノパワーメーター「FC-R9200-P」
<良い点>
- パイオニアより3万円程度安い
- ロードバイクの顔であるクランクがデュラエースになる
- ガーミンのサイコン「Edge520J」がそのまま使える
- シマノの出す製品なので信頼性が高い(はず)
- シマノの出す製品なので、将来的にはベクトルも見れる(はず)
- ロードレースのプロチームでの採用が増える(はず)
<残念な点>
各ショップのブログには「シマノパワーメーター、入荷しました!」との記事がけっこう見つかるのですが、実際に使っている人のインプレは、ほとんどない状況ですよね。(2017年12月現在)
発売時期の延長もあって、やはりあのシマノでも精密機械は勝手が違うのでは?と皆さん様子見をしている感じじゃないかと、推測しています。さすがに初めてのパワーメーターで、評判がわからないものを買う勇気がなく、また性能的にもあきらかにパイオニアより劣っているものを、この値段を出してまで買う気にならなかったので、シマノは断念することにしました。
ただワット数だけわかればいいといった、パワーメーター2台目以降の人には、いい選択になるのかもしれませんね。
ちなみに私のまわりで一人だけ、シマノのパワーメーターを付けた方がいるんですけど、今のところ問題なく使えているようですが。(追記 2018/11)
ガーミン 「Vector3」
<良い点>
- 値段が安い
- クランクの交換が不要で、取りつけが簡単
- 自分で取り付けが可能なので、購入先が海外ネット通販先も視野に入り、大幅値下げも期待できる
- ガーミンのサイコン「Edge520J」がそのまま使える
- パイオニアには劣るものの、ペダルの踏み位置、ペダリング時の力の入っている位置がわかり、ペダリング改善に役立てられる
<残念な点>
パイオニアにするかガーミンにするかは、正直最後まで迷いました。値段はパイオニアと比べると約5万円の差!(クランク・BB交換含む)
この差はさすがにデカい!
ただペダル式のパワーメーターって落車したときに壊れやすいんじゃないのか?という不安が購入を躊躇わせます。
先代のVector2のインプレを見ても、「転倒しても普通に使っています」というコメントは見つけたのですが、本当に落車で使えなくなったというコメントは見つけられませんでした。
そこで「Vector3」の製品HPを隅々まで見ていると、一番下段に薄~い文字で、
Vector 3/3Sを使用可能なサイクリストの最大体重は105kgです。この体重を越える場合、ケガや物的損害の恐れがあります。
という言葉を見つけました。105キロで壊れる可能性があるなら、やはり落車などで部分的に大きな力が加わって壊れることは十分にあり得るだろうなと・・・。(薄~い文字が「確信犯的」に感じるのは私だけ??)
パイオニアでもシマノでも落車すれば壊れることもあると思いますが、やはりペダルということで壊れる可能性は高いのだろうと判断し、「Vector3」の購入も断念しました。
パイオニア ペダリングモニターセンサー「SGY-PM910Z」を選んだ理由
「ベクトル表示」に尽きる!!
なんだか消去法的にパイオニアになったような感じですが、やはりあの
「ベクトル表示」
がどうしても欲しくなってしまったというのが、購入にいたった最大の理由です。
11月のとある土曜日に、いつものようにヤビツ峠を登っていたのですが、峠の茶屋の横のスペースで、パイオニアのパワーメーターの体験ブースがでていたのです。
その日は時間も早かったのかブースではだれも試乗しておらず、息が落ち着く間もなく、試乗させてもらいました。
自分の中では、自転車のスクールにも通っているし、3本ローラーにも乗っているので、
「そこそこ綺麗なペダリングになってきているんだろうなぁ~」
なんてことを思いながら例のベクトル表示を見てみたのですが、6時の位置(下死点)でも立派な矢印が下方向に伸びている・・・。
下死点で踏み込んでも、百害あって一利なしってことは重々理解しているつもりで、自分の中では3時以降は踏んでいないつもりだったのに・・・。しかも左62%:右38%って表示はなんだ?その右足の弱さはなんなんだ?!
正直、ショックでした。
「3本ローラーにも乗り込んで、ペダリングも綺麗になってきたからパワーメーターはワット数だけ、わかればいいかな?」
そんなことを思っていた自分が恥ずかしい。
「ペダリングを徹底的にやり直さないと、このままでは一生、速くなれないぞ!早くなるためには、ベクトル表示のあるパイオニアを買うしかないじゃない!」
そうは思ってみたものの、クランク、BBの交換も含めるとほぼ20万円!!
我が家の金庫番(嫁)に恐る恐る相談してみたところ、
「そこで数万円ケチってどうするの!?
買うなら一番いい物を買いなさい!!」
女性って強いというか、腹が座っているというか・・・
この一言に後押しされ、ついにパイオニアのパワーメーターの購入に踏み切りました。
申し込みから約2週間。高鳴る胸を抑えつつ、ショップにロードバイクを受け取りに行くと、
クランクをシマノ「アルテグラ」に、BBも「WISHBONE」になって精悍な顔つきに。。さらに、そのアルテグラのクランクについているのは、あの、おにぎりことパイオニアのパワーメーター!!
「いい!いいよ。この面構え!」
「これで俺は絶対に速くなる!!」
ただ不幸なことに、届いた日から風邪が悪化し、いまだに乗れていません(^_^;)
早く乗りたくて、うずうずしている今日この頃。
速攻で風邪を退治して、バンバン乗りまくって、
すぐにインプレしたいと思います。今しばらくお待ちください。
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