SMPサドルのインプレです

ロードバイク

こんにちは、ロタケです。

ロードバイクに乗っている人で、お尻の痛みに悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

スポンサーリンク

サドル探しの旅へ

私もロードバイクを購入してから、サドル地獄にはまった一人で、前に書いた三浦半島一周の時も、実はアスチュートのテストサドルを使用していました。ただ、結局痛みが出て、アスチュートのサドルも断念しました。

そして最終的にたどり着いたのがSMPのサドルになります。

SMPサドル。波打った形状でちょっと異彩を放ってます。

私の痛みは、尿道口ではなくて、おしりを指で触ってみると骨が出ている部分(坐骨)がありますが、そこの痛みです。私の場合は骨盤を立てて乗るタイプなので、前ではなく後ろに痛みがくるのだそうです。

スペシャライズドに最初についていた、オリジナルサドルは、30分も乗ると座っていられなくなりました。

そこで行きつけのショップに頼んで色々とテストサドルを試させてもらいました。私はそのショップのスクールに通っているので無料で借りれましたが、普通1,000円も出せばレンタルできるショップが多いと思います。

やはり実際に外にでて最低1時間は乗ってみないと、本当に痛みがでないかは判断できないと思うので、少し出費になりますが、絶対にテストサドルをレンタルした方がいいと思います。

私の場合、最初はオーソドックスなサドルとして、「セラ・サンマルコ」を2種類、「フィジーク」のオールラウンドタイプのアリオネに試乗してみましたが、どちらも1時間で限界が来ました。

そこでオーソドックスなサドルは早々とあきらめ、ネットを色々と検索していると、坐骨が痛い人が必ず行きつくのは、 「アスチュート」「SMP」 のサドルだということがわかりました。

アスチュートのサドル

そこでショップにあったアスチュートのテストサドルにまずは乗ってみることにして、三浦半島一周の時にお借りしたのです。

借りたのはアスチュートの「スカイライン VT」というモデル。


他社製品に比べると座面が平らなのが特徴ですが、座面の素材も特別に柔らかいというわけでもありませんので、これで本当に痛みがでないのかしら?とあまり期待せずに試乗してみたのです。

ところが乗ってみてびっくりしました。他のサドルと比べると、坐骨をより柔らかく包んでくれる感じで痛みが出てきません。走行中の振動も押さえてくれるようで、乗っていて非常に気持ちがいい。

ただ50キロを超えたあたりからやはりいつもの坐骨が痛み出したのです。

アスチュートのレンタルサドルで城ヶ島へ。

SMPサドル

そこで次に試乗したのが、「SMP」サドルです。


このサドルは座面が大きく波を打っており、一目見ただけでも「SMP」サドルだとわかります。この「SMP」サドルはについて書かれた記事は多いですが、

・合う人と合わない人がはっきり分かれる

・丁度良い座り心地にするためには、微妙な調整が必要

・合えば「サドルが消える」と感じるほどのフィット感が得られる

といったことが書かれています。 何やら気難しい職人のようなサドルですが、早速試乗してみます。

 

SMPサドルは座面の素材、パットの厚さによって、色々な製品がありますが、基本の座面形状は、「幅広なもの」と「狭いもの」の2種類になります。

その2種類のうち、どちらが自分のお尻の形状やライディングフォームに合うかということなのですが、ショップにお願いして、その2種類とも取り寄せていただいて、試乗をしてみました。

SMPサドル「EVOLUTION」

まずは幅の狭い「EVOLUTION」というモデルにまたがってみました。

初めてまたがる「SMP」サドルは、見た目、股間に食い込む感じに見えるのですが、坐骨でサドルを挟み込む感じといったらいいのでしょうか、意外にも股間に食い込む感じはなく、すごく安定している感じがします。

坐骨を置くポジションが自動的に決まってしまう感じで、逆に言うと自由度は少ないと言えると思います。

肝心の坐骨の痛みですが、さすがに「サドルが消える」という感覚にはならなかったですが、今まで跨ったサドルの中ではかなり優秀で、「アスチュート」とほぼ同じ程度、約50キロまでは大きな痛みもなく乗れました。

SMPサドル「DYNAMIC」

次に試乗したのが、「DYNAMIC」と言うモデル。先に乗った「EVOLUTION」の幅広のタイプです。

この「DYNAMIC」に乗った時は、「EVOLUTION」で感じた安定感をもっと強く感じました。すっぽりハマった感じです。

遊びがないくらいジャストフィットします。「EVOLUTION」よりも、この「DYNAMIC」の方が自分のお尻の形状にはマッチしているのがまたがった瞬間に分かりました。

すごい期待感をもって少し距離を走ってみました。ただ残念なことに、このサドルも50キロを超えると坐骨に痛みが来ました。

遊びがなさ過ぎて、坐骨の同じ場所がサドルに当ってしまい、そこに痛みがくるみたいです。

 

ここまで試してみて、「アスチュート」と「SMP」のサドルはやはり他のサドルと違って、痛みが出にくいことはわかりましたが、痛み自体が消えてなくなることはないという結論にいたりました。

 

正直、甲乙つけがたかったのですが、最終的に私が選んだのは、「SMP」の「DYNAMIC」です。

決め手としては、お尻がしっかりと固定される感じがして、乗っていて安定感があったからです。

 

結局、このサドルに1年ほど乗っていますが、いまだに50キロを超えてくると痛みが出てきます。

ダンシングを入れたり、前傾角度や荷重割合を変えたり、色々工夫しながらだましだまし乗っています。お尻が痛みに慣れてきたのもあって、以前ほど耐えられない感じはないですが、それでも痛みは感じます。

サドルの痛みとは

他のサドル探しの旅に出た人にも話を聞いてみると、

「サドルによって痛みは軽減できるけど、まったく消えるわけじゃない。」

「坐骨の形や、お尻の肉のつき方で、まったく痛みを感じない人もいるけど、痛みに弱いお尻の人もいる。」

「床に三角座りしてお尻が痛くなる人は、どんなサドルでも痛くなる。」

「痛くなる人は、乗り方を工夫すべき。」

「あとは、我慢」

とのご意見でした。

 

もう一度サドル探しの旅に出た方がいいのか悩みながらも、今しばらくは、この「SMP」の「DYNAMIC」に乗り続けたいと思います。

サドル探しの旅で迷子になっている方は、まずは「SMP」と「アスチュート」から試してみてはいかがでしょう?

コメント