2018年の富士ヒルはギリギリでブロンズをゲット。昨年のリベンジ、果たしてやったぜ!

ロードバイク
悲願のブロンズリングを獲得。私、頑張りました。

こんにちは、ロタケです。

富士ヒルが無事に終わって、ホッと一息という方も多いのではないでしょうか。私も、昨年果たせなかったブロンズをギリギリで獲得できたので、なんとか目標達成ということで、ちょっとだけ休足しようと思っています。

そこでブログの方も、ハルヒル、富士ヒルと続いた春のヒルクライムシーズンを振り返っていますが、前回のハルヒルに続いて、今回は富士ヒルのレポートです。

昨年の富士ヒルはブロンズに5分及ばず、リベンジを期して臨んだ今年はなんとかギリギリでブロンズを獲得することができました。当日の走り、2018年の富士ヒルの模様など、振り返ってみたいと思います。

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2018年富士ヒル概要

実施日・参加人数

2018年は6月10日(日)での開催となりました。雨予報だったこともあり、参加を取りやめた人が多いのかと思っていましたが、エントリー9700人のうち、8400人の方が完走されているようなので、DNSはそんなにいなかったんですかね。
あと女性の割合は5.8%なので、ほぼオッサンの戦いです。

実施場所・コース・勾配

山梨県の富士急ハイランドの近く、富士北麓公園をスタートし、富士山吉田口5合目をゴールとする24キロで争います。標高差は1255m、平均勾配5.2%、最大勾配7.8%と比較的緩やかな初心者向けのコースです。制限時間も3時間10分と長く、完走率は98%以上とのこと。
ただ実際にリザルトを見ると制限時間を越えて4時間くらいでゴールしている人もいるようなので、制限時間の運用は比較的緩いんだと思います。

ちなみに1キロごとの勾配はこんな感じです。2合目までは6%以上の勾配が続きますが、それ以降は比較的緩やかな勾配です。

距離(km)勾配(%)目印距離(km)勾配(%)目印距離(km)勾配(%)目印
0-16.38-96.616-175.4
1-27.09-104.92合目17-184.8大沢駐車場17.2㌔
2-37.210-115.2樹海台駐車場10.5㌔18-195.14合目
3-46.21合目駐車場3.4㌔11-125.519-205.0
4-55.112-134.93合目20-214.2
5-66.013-145.921-223.3
6-74.914-155.222-231.3
7-84.215-165.023-244.9

 

表彰式までのつなぎは「アントキの猪木」

実際に走ってみての感想

今回の作戦

2週間前の試走ではFTP※の95%程度のワット数を狙って走ったのですが、2合目までの急傾斜ですでに結構なダメージが残って、2合目付近からの緩斜面であまりペースを上げることが出来ませんでした。4合目付近からは、軽くハンガーノックみたいになって、完全に足が止まってしまいました。
この試走を受けて、今回は次のような作戦を立てました。

1.2合目までは、FTPの90%程度、いわゆるSST※と言われるゾーンで、

  息がゼエハアする少し手前で余裕をもって、一切頑張らない。

2.2合目手前の坂を上りきったところから4合目まではFTPで頑張る。

3.最後の平坦路とゴール前の急坂は気合でいく。

※FTP・・・1時間ギリで頑張れる最大出力
※SST・・・FTPの90%くらいの強度で、ゼエハアせずに、気持ちよく頑張れる出力

レースの模様

(スタートから2合目まで)

第8ウェーブなので7:30ちょうどにスタート。たまたま集団の左端に並んでいたので、ゲストのパシュート金メダリスト「菊池彩花」さんとハイタッチして、テンションMAXでスタートゲートをくぐります。

胎内交差点を左折し、スタートラインを通過すると同時に集団のスピードが上がりましたが、ここは作戦通り頑張らない。ともすれば踏んでしまいそうになるのを、パワーメーターを見ながら抑え込み、鼻歌を歌えるくらいの気軽さで登り始めます。

昨年のフィニッシュタイム順にウエーブが分けられていたので、昨年のように極端にペースが違う人がおらず、ずいぶんと走りやすい感じがしました。抜かれても追わず、息を弾ませることなく、作戦通り2合目を通過できました。

(2合目から4合目)

2合目から4合目までの緩斜面区間で、ペースを上げていきます。FTPの240Wを少し超えるペースで走りながら、良さそうなトレインに乗ったり下りたりを繰り返し、4合目を目指します。

足は残っているはずなのに、今一つ踏めない感じになってきたので、背中のウイダーゼリーを1本投入。遠くに聞こえてきた太鼓のリズムに合わせて、無理やりテンションを上げ、山岳スプリットポイントに突入します。

(4合目からゴール)

もうすぐ平坦路と言い聞かせながら必死で登っていると、NHKのチャリダーに出演されていた坂バカ女子部の大宅さんに抜かされました。実は大宅さんと同じ鍼灸マッサージ治療院でカラダのケアをしてもらっているので、直接お会いしたこともないのに勝手に友人感覚になってたんでしょうね。

大宅さんの頑張っている姿に妙に元気をもらえて、

「よし、俺も頑張ろう!」

と一気にパワーが蘇った感じになりました。ちょうどその時に沿道からも、

「これを登れば平坦だよ」

と声が掛かったので、大宅さんを抜いて、一気に平坦路まで駆け上がりました。

平坦路では、スピードが合う人が見つからず、残念ながら単独行となりましたが必至に足を動かします。最後の急坂はダンシングで乗り切り、ゴールに飛び込みました。

結果は・・・

結果は1時間29分を少しまわったところ。昨年より6分ほどタイムを短縮し、念願のブロンズを獲得することができました。

ただ、狙っていたのはヤビツ峠のベストタイムの2倍、1時間25分だったので、少し残念ではありますが、作戦通りに走れて、今現在の実力は出せたのではないかと思います。

速く走るポイント

1時間30分をギリギリで切った人間が偉そうに言う内容じゃないかもしれませんが、私なりに感じた「富士ヒルを速く走るポイント」をお話ししたいと思います。

(2合目までは余裕を持って登る)

2合目までは余裕をもって登ること。これは色々なブログでも書かれていることですが、やはり大事なポイントだと思います。2~4合目の緩斜面区間でスピードに乗せることが、タイム短縮にはマストです。また標高が上がるにつれて空気が薄くなるので(標高2000mで平地の80%くらい・ゴール地点の標高は2300mです。)、いつもより余裕を持たせておかないと、高度が上がると踏めなくなってきます。2合目までは無理は禁物です。

(緩斜面区間の短い登りは一気に登る)

2合目から4合目までの緩斜面区間でも、ところどころに急斜面ができてます。ただ30秒から1分程度で登れる坂が多く、そこを乗り切ればまた緩斜面になります。短い急斜面を一気に登れるようなトレーニングをしておくと、タイム短縮ができると思います。

私は正直できていませんが、負荷の上げ下げをこなせるよう、インターバルやクリスクロストレーニングなどを積極的に取り入れるといいと思います。

今年もいただきました。吉田うどん。

大会に参加しての感想

富士山は最後まで顔を出さずに、下りは雨に降られましたが、なんとか走ることが出来て良かったです。大会の運営も色々と見直されていて、昨年に比べてもストレスが少なくなりましたね。

前日の荷物預けで、渋滞がなくなりました

昨年までは、5合目行きの荷物預けがレース当日の朝しか受け付けておらず、その荷物預けに行くのに大渋滞ができていました。今年からは前日に荷物を預けることができたので、あの大渋滞が全くなくなってました。この改善はありがたかったです。

スタート順が申告タイムから実績順に変更。走り易くなった。

スタート順が申告タイムから実績順に変更されました。初参加で速い人や、急激に実力を伸ばした人は走りづらかったかもしれませんが、多くの人は走り易くなったのではないでしょうか。こういう地道な改善を今後とも続けて欲しいです.

パシュート 金メダリスト 菊池彩花さんとのハイタッチは一生の宝物

特別ゲストで平昌オリンピック パシュートで金メダルを獲得された「菊池彩花」選手が来られてました。富士急行に所属されている関係でゲスト出演となったようですが、菊池彩花選手自身も2014年の富士ヒルに出走されていて、1時間16分のタイムを叩き出し、2位フィニッシュだったそうです。スケート選手が夏場にロードバイクでトレーニングをされているのは知っていましたが、やっぱりメダリストは凄いんですね。

私もたまたまハイタッチしてもらいましたが、一生の宝物になると思います。是非、来年以降も出てきて欲しいですね。

 

太鼓だけじゃなく学生の吹奏楽も?

大沢駐車場の太鼓はやはりテンションが上がります。今年はスタートの胎内交差点や、樹海台駐車場?でも音楽が演奏されていたような・・・。こういうおもてなしは、元気をもらえるので大歓迎です。是非、来年以降もお願いしたいですね。

トイレ渋滞は相変わらず

1万人近くの人が参加する大会とすれば、トイレの数が少なすぎます。特に「大」。近くのコンビニで済ますのが正解だと思いますが、是非、ここは改善してもらいたいですね。

スタート前の「アントキの猪木」

まとめ

2018年の富士ヒルが終わりましたが、皆さんはいかがだったでしょうか?

私がいる50歳台のゾーンでは、ゴールドを獲得した人は1人もおらず、シルバーも35名と狭き門です。40歳台のタイムと比べても一気に加齢に逆らえなくなるのが数字から読み取れ、この年代ではタイムを短縮するどころか、維持するだけでも大変なんだなと、あらためて痛感しています。

今回私は、念願のブロンズを達成することができましたが、まだまだ加齢に逆らって、さらにタイムを短縮してやろうと、ひそかにローラーに乗る回数を増やしました。
これからまた1年、どれだけ追い込まないといけないのかと思うと気が遠くなりますが、お互い加齢になんか負けずに頑張りましょう。

ボランティアの皆様、楽しい1日をありがとうございました。

コメント

  1. 山本 より:

    私も横浜在住の51歳で、今年ハルヒル初参戦、富士ヒル2回目で初めてブロンズがとれて喜んでいるものです。タイムもハルヒル58分、富士ヒル1時間26分(昨年は1時間40分)でしたので符合することに驚きました。いま、ペダリングモニターを買おうかどうか悩んでいるのですが、クランクがアルテグラなのでパイオニアのセンサーは付けられるようなのですが、一旦クランクを預けないといけないと言われました。やはりクランクごと買った方が良いでしょうか。納品までどれくらいかかったか教えてください。よろしくお願いします。

    • ロタケ より:

      山本さん、コメントありがとうございます。
      ハルヒルや富士ヒルですれ違ってたかもしれませんね。

      ご質問の件ですが、私の場合、クランクを新調したので、
      申し込みから納品までは2週間ほどかかりましたが、
      作業としてはクランク交換だけだったので、乗れない期間はありませんでした。

      今ついているクランクを送ってセンサーを取り付けてもらうとなると、
      2~3週間は乗れないことになるんでしょうね。
      その間、トレーニングができないと思うと正直迷いますよね。

  2. 山本 より:

    返信ありがとうございます。大変参考になるブログでいろいろ拝見しています。ちなみに私も戸塚区(東戸塚)です。転倒されたのはどの辺りでしょうか。私は怖がりなので坂でも55kmは滅多に出しませんが、近くにそういうマンホールがあると聞くと恐ろしいです。

    • ロタケ より:

      転倒したのは環状2号の横道を南から北へ平戸立体に向かう坂を下ったところ。
      ちょうど第一パンの工場があるあたりです。
      ただ、転倒して怪我をしたのが私だけじゃなかったんでしょうね。
      私が転倒した1ヵ月後には修復されていました。
      危険箇所は役所に言うと修復してもらえるみたいなので、
      危ないところを見つけたら、どんどん役所に言っていきたいですね。

      ちなみに私もあの転倒以来、
      そんなスピードは出さなくなりました。

  3. 山本 より:

    上永谷方面からヤマダ電機を過ぎて見晴らしのいいところに登ってから一気に下るところですね。私もよく通ります。たしかに2車線で車は少ないですが路面状況は酷い印象があります。私も気がついたら役所にお願いするようにしていきたいと思います。ありがとうございました。