こんにちは、ロタケです。
昨年に引き続きハルヒルこと榛名山ヒルクライムレースに参戦してきました。
昨年に引き続き絶好のレース日和となったハルヒル2019ですが、またもやコース後半の榛名神社からの劇坂に撃沈?
記録的には微妙な結果でしたが、アットホームな大会で、走っていてとても気持ちのいい大会でした。
昨年のレース振り返り
昨年のハルヒル2018では、記録的には狙っていた56分台が出せて、平均ワット数244W、パワーウエイトシフトは3.4W/kgと、私なりに頑張ったレースでした。(ハルヒル2018の大会概要やレースの模様はこちら。)
ただ唯一の心残りが、レース後半に待ち構えている榛名神社からの劇坂。平坦区間で頑張り過ぎたせいか、あの劇坂に対応するだけの足が残っておらず、歩いている人に抜かれるくらいのスピードで這う様にしか登れませんでした。
データ的には、最大傾斜14%の坂。
気合で何とかなるだろうと正直、舐めてましたが、けちょんけちょんに叩きのめされました。
今年の目標は、あの劇坂をもう少しまともに登ること。そう心に誓って、レースにのぞみました。
ハルヒル2019 レース結果
結論から言うと、タイムは54分台で昨年より約2分短縮!
平均ワットは245W、PWRは3.5W/kgという結果になりました。
昨年と平均ワット、PWRがほとんど変わらなかったのに、2分短縮できたのはなぜなんだろう??
序盤にいい感じのトレインに乗せてもらったおかげか?
レース振り返り
応援が熱い。序盤の緩斜面区間
序盤は、短い急傾斜と長い緩斜面の繰り返し。長い緩斜面で如何にスピードに乗せるかがタイム短縮の肝で、できれば足の合う人とトレインを組みたいところ。
ちょうど良さそうな人を見つけては乗っかり、乗られを繰り返し、沿道の応援に応えながら快調に飛ばします。
他の人と協調(利用)しながら走るってことは、去年よりもうまく出来るようになったかも。。。
そんなことを考えながら、さらにペースを上げたくなる気持ちを押さえつつ、走ります。
この序盤の緩斜面ゾーンは本当に沿道の応援が多くて(特にお年寄り)、ほとんど疲れを感じないまま、あっと言う間に走り終えてしまいます。応援が力になるってことがよくわかります。
じわじわ辛い。中盤の林間区間
応援が少なくなって、木々の間を走るようになると、中盤戦。
急傾斜と緩斜面が繰り返すのは序盤戦と同じですが、急傾斜の割合が少しずつ増えてきて足を削られます。
このあたりからじわじわと辛くなって来るんですが、榛名神社のあとの劇坂ゾーンに向けて、足を残しておかないといけないので、心もちペースを落として、足を温存。
榛名神社前を一気に通過。去年は散々な目にあった劇坂ゾーンへ突入です。
やっぱり辛い。終盤の劇坂ゾーン
最後の劇坂ゾーンは、やはり強烈。すでに40分近くL4で走ってきている足にはかなりの強度。
この間、リアのスプロケを28Tから30Tに変更したんですが、換えてなかったら去年と同じく一瞬で足が終わってたかも。。。
ただ30Tでもケイデンスはまったく上げれず、トルクを掛けて必死で登ります。
永遠につづくような劇坂に心が折れそうになったところで、沿道で応援しているおじさんのプラカードが目に飛び込みます。
「悔いを残すな」
この言葉、めっちゃ気合い入りました。(おじさん、ありがとう(‘-‘*)アリガト♪ )
気合を入れなおして、残った足を回します。
しばらくすると奥の方から応援が。ゴールが近い。
最後の力を振り絞って、心臓バクバクでゴールイン。
手元の時計では、去年を約2分上回る54分台。
この1年で2分しか成長していないことに落胆するべきなのか、50歳を超えてからタイムを短縮できたことに喜ぶべきなのか、なんとなく微妙な結果に終わったことに複雑な気持ちになりつつも、
3週間後の富士ヒルは頑張ろう・・・!
と心の中で決意を新たにした瞬間でした。
大会の感想
今年も幸せな気持ちで走らせてもらった「ハルヒル」。昨年も思いましたが、やっぱりいい大会です。
去年の感想と同じですけど、あらためて「ハルヒル」の魅力を振り返ります。
アットホームで雰囲気抜群
去年も「いい雰囲気の大会だなぁ~」って感じたんですけど、今年も「やっぱりいい雰囲気の大会だなぁ~」って思っちゃいました。
沿道の応援が熱い!
富士ヒルとか乗鞍って応援されてるシーンってほとんどなくて、黙々と森の中を走ってるイメージですよね。たまに応援があってもほぼ関係者。
でもハルヒルって地域の人、そこで生活している一般の人の応援が多いんですよね。地域全体で歓迎しよう、盛り上げようというのが感じられて、とても気持ちいいです。
特に前半は住宅街や畑のあいだを走り抜けるコースなので、沿道で応援してくれる人も多くて、いつも以上に頑張れちゃう。ついつい張り切って足を使い切っちゃいそうになるのを、必死で押さえますもん。。。それだけ気持ちいいんです。
しかも下山が特に楽しいです。
下山の時の方が沿道に人が多いんじゃないかと思うぐらい住民の方が出てきてくれています。
「また来てね」「ありがとう」と書かれたプラカードを掲げながら手を振ってくれるので、ずっと笑顔のままでスタート地点まで戻れちゃいます。
ヒルクライムレースで下山が楽しい。これってすごくないですか。
運営が行き届いてる
いろんな誘導や軽食の提供などなど、ボランティアスタッフがよく教育されています。
しかも毎年ボトルネックの解消に努めているんだと思いますが、よりスムーズに大会が運営されるように工夫や改善がされているように感じられました。
トイレの数、誘導の方法、地域を巻き込んでの沿道での応援、ゴール後の屋台などなど、色んな工夫がされています。
ここまで運営が行き届いている大会ってあまりないかもしれません。
おもてなしの心
遠方からきたチャリダーを、とにかく地域ぐるみで「もてなそう」、そんな意気込みが、ボランティアスタッフ、沿道の人々から感じられます。
安全に満足してレースを楽しんでもらうということに、ある種プライドを持って取り組んでいる。そんなレベルの高い「おもてなしの心」が感じられる、そんな大会だと思います。
いろいろ工夫されてます
ひどい渋滞なし
エントリー人数は7000人でかなり大規模な大会です。当然ところどころで渋滞は発生するんですけど、そこまで長時間待つってことがありません。
トイレ待ちも許せる範囲で、いろいろと工夫がされています。
ゴール地点での屋台
全員が登り切らないと下山できないので、頂上で2時間近くの下山待ちが発生します。そのボトルネックを解消するため、ゴール地点に屋台がでています。
しかも、ゼッケンに1000円分の金券がついているので、お金を持っていなくても、そこで飲食を楽しむことができるようになっています。
無料で、冷えたトマトや梅干し、甘酒、きゅうりなども配布されていて、下山待ちの手持無沙汰を解消してくれます。
下山が安全
下山にはかならず先導車と先導チャリがついてくれて、ゆっくりと下山します。
しかも疲れた頃、集中力が切れそうなところで、休憩・給水が入ります。安全にレースを終えてもらおうという工夫がすごいです。
記録賞が超早い
記録賞の発行は中学生が3人1組で対応してくれます。素早く記録賞を出すことに全霊をかけていて、本当に速攻で記録賞が発行されるんです。
なめこ汁で冷えたカラダも、心も温かく
どうしても下山ではカラダが冷えますけど、無料の「なめこ汁」が温めてくれます。本当に行き届いてます。
まとめ
ハルヒル2019に昨年に引き続き参戦してきたというお話しでした。
富士ヒルの3週間前ということで、足慣らし的に走るにはちょうど良い大会なんですけど、足慣らしで走るにはもったいないくらいのいい大会です。
もう少し年齢を重ねて、タイムに執着しないで走るようになったら、おそらく富士ヒルには参加しなくなると思うんですけど、ハルヒルには出続けちゃうと思います。
純粋にこの土地を、この雰囲気の中走れることが楽しい。そんな大会です。
来年も絶対に走りにきちゃうんだろうなぁ~。。
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