こんにちは、ロタケです。
2019年の締めくくりのレースとして、「ウインターサイクルマラソン in そでがうら」に参戦してきました。
12月の2週目に行われるこの大会、私のような貧脚でも気軽に集団走行を味わえる貴重な大会なので、去年に引き続き参加してきました。
快晴のレース日和でしたが、風がそこそこあって、なかなかに厳しいレースになりました。
ウインターサイクルマラソン in そでがうら
「ウインターサイクルマラソン in そでがうら」
12月の2週目に行われるので、1年の最後のレースに最適な大会。
レースの特徴としては、登りが短いので、ちょっと頑張れば集団に乗れちゃうってこと。
(富士チャレの富士スピードウェイだと、登り区間が長くて、そこで千切れちゃうんですよね~)
ツールドフランスのような前後左右に人がいる状態が、私みたいな貧脚でも簡単に体験できちゃう。
知らない人たちとローテーションを回すなんてことも、簡単にできちゃいますし、集団でコーナーに突っ込んでいくなんて貴重な経験も。
※どんなコースなの?場所は?その他、駐車場・トイレ事情など細かい情報は、前年のブログをご覧ください。
目標はこんな感じだったんですけど。。。
去年参加して、とても楽しかった「ウインターサイクルマラソン in そでがうら」。
今年の目標は「前年のタイムを上回るのこと」と、当然ですが「落車することなく、無事にレースを終えること」の二つ。
前年のタイムを上回る!
前年のタイムを上回るための具体的な作戦は、「実力より少し上の集団に乗っかる」ことと、「コーナーを上手にさばく」ことの2つ。
あとは風が吹かないことを祈るだけ。
実力より少し上の集団に乗っかる
去年は自分の足にちょうど合う集団が探せなくて、少し余裕を残してフィニッシュしたんですよね。
今年は、少しキツイ集団に飛び乗って、「100キロを耐えきる!」「100キロ走り終わったら、体力ゼロ!」が理想。
速い集団に乗っかるのって、「最後まで持つんだろうか???(-_-;)」って不安になるので、飛び乗るのを躊躇しがち。
今年は、勇気を出して飛び乗るべく、気合を入れてレースにのぞみます。
コーナーを上手にさばく
去年のレースは最後まで急なコーナーが怖くて、コーナーのたびに集団から遅れてました。
去年は余裕をもって走れる集団だったので、それが致命傷にならなかったですけど、今年はそれだとマズイ。
力まず、スムーズに&思い切りよく、曲がるべし!
落車することなく、無事にレースを終える
ロードバイクの集団走行には、どうしても「もらい事故」がつきもの。
それでも、「集団内での位置取り」だったり、「危険人物を事前にマークする」ことで、落車のリスクは減らせるはず。
また自分の変な挙動で、他の人を巻き込むのもダメ。
急ハンドル、急ブレーキなどの「急」がつく行動をしない。走行ラインをキープするべし!
レースの模様はこんな感じ。。。
それでは当日の様子を順に振り返ってみたいと思います。
会場到着は8時15分までに
横浜の自宅を6時に出発。
6時45分のアクアラインはすでに渋滞していたが、無事に7時30分にサーキット内の駐車場に到着。
(ちなみにサーキット内の駐車場は8時15分くらいで満杯に。)
受付とトイレをすませて、車の中でしばし仮眠。
サーキットではちびっこのレースがすでに始まってます。
試走が意外にしんどい。。
着替えをすませ、自転車をセットして、チームメイトの集まるパドックへ。
どうやら仮眠を取り過ぎたようで、最終到着のよう。
さっそく試走に向かいますが、ホームストレートと第4コーナーのヘアピンからの登り区間が、最悪なことに向かい風。
しかもかなり強めに吹いてます。
単独で走るのには少々しんどいシチュエーションなので、2周で試走を終了。
本番に体力を温存します。
挨拶が長すぎて、レースがスタートしない!?
私の参加するセンチュリーマラソン(100㎞)は10時ちょうどのスタート。
参加者は昨年よりも少ないのか、スタートラインにつく人の列が短い。
(しかも去年同様出遅れて、かなり後方からのスタートだし。。。)
10時のスタートに向けて、大会の注意事項がアナウンスされています。
これがべらんめえ調で、かなり面白い。(マトリックスの安原監督だったのかな?)
「遅い人は右側、速い奴は左側通行やで!」
「安全に楽しく走るための大会。絶対に怪我なく、終わるんやで!」
このあたりまでは良かったんですけど、説明しているうちに徐々に熱がこもってきて、
「何度言っても、右から抜いていく速いバカがいる!」
「速い奴は、ゆっくり楽しく走ってる人のコースを絶対に横切るな!!罰金取るで!!」
さらには、
「時速40㎞/h以上で走るような奴は、仕事もしないで、いっつも走り回ってる自転車バカじゃ!もっとゆっくり走れ!」
と徐々にエスカレート。
すでにスタート時間の10時を過ぎてます。(-_-;)
おもしろいけど、体が冷えていく。。。
結局、3分遅れでレーススタートです。
レーススタート:いい列車に乗り遅れたか・・・
1周目は、大集団での走りにビビり、なかなか順位を上げ切れません。
2周目に入って前を追いますが、すでに何か所も中切れを起こしていて、速い集団はとっくの昔に走り去ってます。
「完全に乗り遅れてるやん(-_-;)」
(速い人って、いいポジションにつけるのが本当にうまいです。ササっと前に行っちゃう。なかなかマネできないです。。。)
それでも何とか足の合いそうな人を探して、必死に前を追う。
ただ、なかなかいい集団に巡り合わない。
30キロ地点までは、いろんな人とトレインを組みつつ、なんとなくローテを回しつつ走りましたが、この序盤でかなり足を使ってしまった感じ。
(早々にあきらめて、速い集団が1周してくるのを待った方が良かったのかしら??)
レース序盤:マトリックスの選手についていくも・・・
30キロ付近からはマトリックスの選手が前を引いてくれて、少しペースが落ち着いた感じ。
ただ序盤の無理がたたって、ついていくのがやっと。
しかも、マトリックスの選手のペースが微妙に上下する。
(うしろ千切れてるし・・・。集団をふるいにかけてどうする・・・。ぜんぜん休めないんですけど。(-_-;))
レース中盤:速いチームメイトのいる集団に飛び乗るも・・・
50キロ付近から、別の集団に合流。
チームメンバーの3人(私より格段にレベルが高い)が、先頭を引っ張ってます。
マトリックスの選手がお役御免とばかりに集団を離れていくので、
ついていけるかかなり不安だけど、仕方なく後ろにご一緒させていただきます。
案の定、ペースが速い。
「このペースで本当に最後まで持つんだろうか・・・(-_-;)」
レース終盤:ヤバイ!落車か?!
60キロ地点を通過。
そろそろ集中力が切れてくるころなのか、ところどころで落車が発生。
メインストレート入り口には、救急車も出動しています。
気を引き締めて走らないとと思った第1コーナーのあとの登りで、
集団の1台がボトルを落としそうになって、派手に斜行!!
「オイ!」「うォー!」「危ない!!」
罵声が飛び交う中、私の目の前を斜めに横切るゼッケン3番。
奇跡的に誰も接触せずに、すり抜けられたから良かったものの、
「ゼッケンナンバー3番、何しとんねん!」
ゴール:ヘロヘロでゴール。出し切りましたが・・・
90キロを超え、ゴールが近づくにつれて、集団から千切れていく人が。。。
あとでラップを確認したら、ゴールに向けて徐々に集団のペースが上がってました。
私も前半飛ばし過ぎたのと、背中のジェルを上手く取れなくて(だって怖いんだもん)、少しだけハンガーノック気味で、
「千切れたら、楽になれるよ♡」
って悪魔の声がどこからか聞こえてきます。
「あと4周なのに、ここで千切れてどうする!」
と気合を入れなおし、
集団最後尾で必死で踏ん張って、なんとか千切れずに最終周回へ。
ただ、ラストスパートする余力もなく、集団最後尾のまま、ヘロヘロでゴール!!
たぶんこれで終わったはずなんだけど、保険のためにさらにもう1周。
この保険の1周がマジでつらかった。
記録は
ゴールして記録を見ると、3時間は無事にきれたんだけど、去年より4分ほど遅いタイム。
ただ間違いなく去年より出し切れたので、充足感は抜群!かなり楽しかったかも♡
(去年より遅かったのは、風があったからということにしておこう・・・)
前年の記録を超えるという目標は達成できなかったんですけど、「実力より少し上の集団に乗っかる」「コーナーを上手くさばく」は出来た感じ。
もう一つの目標「落車することなく、無事にレースを終える」も達成できたので、イイ年末年始を迎えられそうです。
表彰式:わがチームメイト、おそるべし!!
レースを終えて、パドックに戻るとすぐにチームメンバーの表彰式へ。
次々と表彰台に立つ我がチームメンバー。
誇らしい気持ちの一方で、ここでふと、朝のスタート前の「熱~い」注意説明が、頭によみがえります。
「時速40㎞/h以上で走るような奴は、仕事もしないで、走り回ってる自転車バカじゃ!もっとゆっくり走れ!」
そんな「自転車バカ」たちの頂点に立つんだから、この人たち、絶対にまともに仕事してるわけがない。。。
そう確信した瞬間でした。
筋金入りの「自転車バカ」で、愛すべきチームメンバーの皆さん、この度は本当におめでとうございました。
まとめ
1年を締めくくるタイミングで行われる「ウインターサイクルマラソン in そでがうら」に、2019年も参戦してきましたというお話でした。
個人的には、目標にしていた昨年のタイムを上回ることはできませんでしたが、
今の全力を完全に出し切れたので、とても充実した1日になりました。
関係者の皆さん、前を引いてくれたマトリックスや明治大学の皆さん、本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。
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